イタリア経済に「人口の時限爆弾」 出生率減と頭脳流出で中銀懸念
イタリア経済を支える労働力が静かに減少している。出生率の急落と高技能若年層の国外流出で人手不足と生産性低下が進み、長期成長の土台が揺らぐとイタリア中銀パネッタ総裁が『人口の時限爆弾』と警戒する。企業競争力や社会保障、移民政策にも影響し、対応が求められている。
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イタリア経済を支える労働力が静かに減少している。出生率の急落と高技能若年層の国外流出で人手不足と生産性低下が進み、長期成長の土台が揺らぐとイタリア中銀パネッタ総裁が『人口の時限爆弾』と警戒する。企業競争力や社会保障、移民政策にも影響し、対応が求められている。
総務省統計局は2025年12月31日に公表した2026年1月1日現在の人口推計で、2007年生まれの新成人(この1年に18歳になった世代)は109万人。推計開始の1968年以降で過去2番目の少なさで、前年と同水準の横ばいが続き少子化が鮮明になった。
朝日新聞が12月23日付で推計したところ、2025年に国内で生まれる日本人の子どもは約66.8万人で、統計開始の1899年以降で最少に。少子化は子育て世帯だけでなく地域の学校や医療・介護、労働力確保や自治体運営にも広く波及する懸念があると指摘している。
政府は2025年11月18日、首相官邸に人口減少への対応を統括する「人口戦略本部」を立ち上げ、本部長に高市早苗首相を任命。少子化対策や子育て支援、地域活性化を省庁横断で議論し、誰もが選んだ地域で安心して暮らせる社会づくりを急ぐ狙いだと政府は発表した。
深夜の産科病棟で産声が響く中、厚生労働省が発表した2024年人口動態統計(概数)で父母の国籍別出生が明らかに。少子化と労働力不足で、外国ルーツの子どもが増え、地域の育児支援や教育現場への影響も浮かび上がる。出生統計は今後の子育て政策や移民・共生の議論にも影響を与えそうだ。