本サイトの記事や画像は、AIが公的資料や複数の報道を基に事実関係を整理・再構成し制作したものです。[続きを表示]特定の報道内容や表現を再利用・要約することを目的としたものではありません。ただし、誤りや不確定な情報が含まれる可能性がありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や各出典元の原文をご確認ください。[私たちの取り組み]
国債市場のデジタル化が一段進む。英政府は2月12日、トークン化したデジタル国債を試験発行する「DIGIT」で、プラットフォーム提供者にHSBCの分散型台帳(ブロックチェーン)基盤「HSBC Orion」を選定したと発表した。
国債トークン化試験 HSBC Orion選定
英財務省によると、DIGIT(Digital Gilt Instrument)は、国債(ギルト)をデジタル・トークンとして発行し、分散型台帳技術を国債発行プロセスにどう当てはめられるかを検証する枠組みである。今回の選定は競争入札を経たものだ。
試験発行の設計では「デジタル上で完結する短期債」「オンチェーンでの決済」「政府の通常の国債発行計画とは切り離す」などが打ち出された。運用面では、幅広い参加者がアクセスできることや、流通市場づくりを視野に入れて追加の事業者とも連携するとしている。
この取り組みは、英政府が掲げる卸売金融市場のデジタル戦略の柱の一つに位置づけられる。狙いは、決済や事務の効率化を通じたコスト低減と、英国市場への投資呼び込みだ。
法務助言にAshurst 発行時期なお不透明
法務面ではAshurstが助言役に就く。DIGITは「デジタル証券サンドボックス」の枠内で運用される想定で、規制上の論点を洗い出しながら市場インフラを整える狙いがある。
一方、実際にいつデジタル国債を発行するかは現時点で明確になっていない。HSBCは、Orionがこれまで各国・各機関のデジタル債の発行を支えてきた実績を強調し、英国のギルト市場の発展と市場の新陳代謝に貢献するとしている。
デジタル国債が「実験」で終わるか、市場の標準へ近づくかは、技術そのものより運用設計にかかっている。既存の決済・担保・会計の流れと矛盾なくつなぎ、参加者が増えるほど取引が回りやすくなる形を作れるかが重要だ。制度面の詰めも待ったなしとなる。
