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米司法省が、NVIDIAによるHugging Faceの買収計画について、AI分野の競争に与える影響を聞き取った。ロイターが2026年10月28日付で、事情に詳しい関係者2人の話として報じた。買収規模は129億3000万ドル。Hugging FaceはAIモデルなどの開発・共有・展開を支えるプラットフォームを運営している。
AIの配布拠点と開放性が論点に
ロイターによると、司法省の質問には、買収によってNVIDIAがAIの重要な配布拠点を掌握することになるかが含まれていたという。Hugging Faceは、オープンなモデルやデータセット、アプリケーションを扱うプラットフォームとコミュニティを運営しており、開発したものを共有し、利用につなげる場でもある。
NVIDIAの9月4日付日本語発表では、Hugging Faceの利用者は1800万人超、利用企業は20万社超だった。モデル300万超、データセット50万、アプリケーション100万という規模も示している。いずれも会社発表時点の数値だ。
NVIDIAはSEC提出書類で、買収後もプラットフォームを開放的に維持し、他社製半導体への対応を続けると約束している。利用者が選んだモデルやデータセットのアップロード、ダウンロードを引き続き認めることも、その約束に含まれる。
買収完了は規制承認などが条件
両社の買収最終契約は2026年9月2日に締結された。SEC提出書類によると、取引には株主への約119億ドルの支払いと、入社する従業員向けの最大約10億ドルの株式ベースのリテンション制度が含まれる。株主への支払額には一定の調整がある。NVIDIAは、必要な規制当局の承認などを条件に、2027年上半期の買収完了を見込んでいる。
今回の買収に関する聞き取りに加え、ロイターは、NVIDIAの事業慣行を巡る司法省の数年来の調査も続いていると報じた。最近の質問対象には、買収や出資、販売慣行、顧客への圧力の有無が含まれるという。同通信は、政府の調査は不正行為の証拠ではなく、必ずしも提訴につながらないと明記している。
ロイターの取材に対し、NVIDIAはコメントを控え、Hugging Faceの担当者から回答は得られなかった。司法省報道官も、長年の方針を理由に個別案件へのコメントを控えた。
参考・出典
- US DOJ is inquiring about Nvidia’s purchase of Hugging Face, sources say
- NVIDIA Form 8-K – nvda-20260902
- NVIDIAがHugging Faceを買収へ
- NVIDIA to Acquire Hugging Face
- Hugging Face – The AI community building the future
- Nvidia’s $12.9 billion Hugging Face deal draws DOJ scrutiny
- DOJ looks into Nvidia’s $12.9B Hugging Face deal, Reuters reports
