中国AI新興企業DeepSeek、独自の推論用チップを開発

DeepSeek、独自AI推論チップ開発か NVIDIA・ファーウェイ依存低減を狙う

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ロイターは7月7日(日本時間同日夜)、中国のAI新興企業DeepSeekが独自のAI推論用チップを開発していると、関係者3人の話として報じた。実用化すれば、同社がこれまでAIモデルの訓練や運用で使ってきたNVIDIAとファーウェイ製チップへの依存を下げる可能性がある。

推論処理に照準を合わせた半導体開発

開発中のチップは、新たな基盤モデルを一から訓練するためのものではなく、学習済みモデルが利用者の質問に答える「推論」向けとされる。推論は生成AIサービスの利用が増えるほど処理量が膨らむため、運用コストを左右しやすい領域だ。

DeepSeekはこれまで、自社のAIモデルの訓練と運用でNVIDIAとファーウェイのチップに依存してきた。独自チップの開発が進めば、外部の半導体を使う立場から、自ら設計に関わる立場へ踏み出すことになり、同社の事業戦略にとって大きな転換となる。

V4系モデルの展開とハードウェア内製化の動き

DeepSeekは4月24日、「DeepSeek-V4 Preview」を正式に公開し、V4-ProとV4-Flashの提供を始めた。ロイターは同日、V4がファーウェイのAscendチップに適応されたと報じ、ファーウェイ側もV4-Flashの訓練の一部に自社プロセッサが使われたと説明したと伝えた。

今回の独自チップ開発は、ファーウェイ製チップの活用に加え、推論処理の基盤を自社設計へ近づける動きと位置付けられる。生成AI企業の間では、推論コストの圧縮やNVIDIA依存の低減を狙い、専用半導体を自社で設計する動きが広がっている。

開発は初期段階とされ、製造委託先や量産時期、社内利用に限るのか外部販売も想定するのかは明らかにされていない。既存のNVIDIA製品やファーウェイ製品をどの範囲で代替する設計なのかについても、具体的な説明は出ていない。

参考・出典

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