歌手 浜崎あゆみ 中国・上海公演を前日中止 約1万4000人が影響

浜崎あゆみ、上海公演を前日中止 台湾有事リスクが音楽直撃

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歌手の浜崎あゆみさんが、29日に予定していた中国・上海でのコンサートを前日に中止すると明らかにした。28日朝に現地の主催者から要請を受け、5日がかりで組み上げた大規模ステージと、日中あわせて約200人のスタッフ、約1万4000人規模の観客は行き場を失った。台湾有事をめぐる日中の対立が、音楽を楽しむ人々と現場にどんな負担を強いているのかが浮かび上がっている。

突然の「不可抗力」が直撃したファンとスタッフ

共同通信などによると、上海市内の会場で29日に予定されていた浜崎さんの公演は、運営する中国企業が28日に短文投稿サイト上で中止を告知した。理由は「不可抗力の要因」とされ、具体的な事情は説明されていない。浜崎さん自身もSNSで、前日午前に中止要請を受けたと明かし、準備を進めてきたスタッフや観客に直接謝れない無念さをつづっている。

ステージは日本と中国のクルーが協力して5日かけて完成させたものだったと、オリコンニュースは伝える。火災で多数の犠牲者が出た香港への配慮から、浜崎さんは事前に火を使った演出や赤い衣装を外し、観客にも赤い服装を控えるよう呼びかけていたという。安全や感情面に目配りしながら作り上げたライブが、政治とは別の理由も含みつつ一瞬で白紙に戻された形だ。

現地には、中国全土だけでなく日本や東南アジアからも多くのファンが集まる予定だった。航空券やホテルを自ら手配している人も少なくない。出演者側も、音響や照明機材の輸送費やリハーサルの人件費を前もって支払っている。中止が決まればチケット代は払い戻されても、それ以外の時間と費用は誰の帳簿にも完全には戻ってこない。

台湾発言から広がる日中対立、決定を下したのは誰か

今回の中止は、1本の政治発言から始まった緊張の延長線上にある。高市早苗首相は11月上旬、国会で「台湾有事」が日本の集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得るとの考えを示し、その後も撤回しない姿勢を明言した。中国政府は強く反発し、外務省報道官や駐大阪総領事が相次いで批判、首脳会談の見送りまで公言する異例の展開となっている。

こうした空気のなかで、日本人アーティストの中国公演には「見えないリスク」が急速に高まった。スポーツニッポンは、男性グループJO1の広州でのファンイベントが「不可抗力の影響」を理由に中止されたことや、上海コメディフェスティバルに参加予定だった吉本興業の公演4本が取りやめになったことを報じている。いずれも主催側の判断として発表され、政治との直接的な因果関係は明示されないままだ。

浜崎さんの上海公演も、中国側の告知文では「不可抗力」とだけ記された。どの時点で、どのレベルの当局や主催者が中止を決めたのかは外から見えにくい。だが結果として、決定の説明責任を背負わされるのは、観客と直接向き合うアーティスト本人と、最前線で動いてきた制作チームである。政治判断とビジネス上のリスクマネジメントが絡み合い、責任の所在がぼやける構図が浮かぶ。

揺らぐ文化交流、守るために残された選択肢

日本貿易振興機構(ジェトロ)の集計を紹介した国際ビジネスニュースによると、高市首相の発言以降、中国本土では日本関連のイベントがおよそ20件、延期や中止となっている。音楽分野でも、バーチャルシンガー花譜の上海ワンマンやCorneliusが出演予定だった成都のイベント、「バンダイナムコフェスティバル2025」のステージなどが、相次いで「不可抗力」により実現しなかった。

日中関係が悪化するたびに、カルチャーや観光といった「民間の交流」から先に影響が出る構図は、2010年代の反日デモや韓国での日本コンテンツ自粛の例とも重なる。今回も、政治的メッセージを直接発していないアーティストやファンが、国同士の対立のコストを肩代わりしている。制作側には、開催地の政治リスクをどう織り込むかという新たな課題が突き付けられた。

一方で、音楽や舞台は本来、対立する社会をつなぐ数少ない回路でもある。短期的には安全を最優先しつつ、中長期的にはオンライン配信や複数都市同時開催など、リスクを分散しながら交流を続ける工夫も求められるだろう。政治から距離を取りつつも対話の窓を閉ざさない設計ができるかどうかが、これからのアジアツアーの成否を左右しそうだ。

参考・出典

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