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ブラジル当局は、バイーア州カマサリのBYD工場建設現場で2024年12月に見つかった中国人労働者の劣悪な就労問題を、2025年に入って訴訟と行政措置の段階へ進めた。AP通信が伝えた労働検察当局の提訴と、労働雇用省の違反認定によって、争点は請負業者の違反だけでなく、BYD本体が受け入れをどう設計し管理していたかに広がっている。
163人を救出 旅券取り上げや劣悪な宿舎が発覚
ブラジル当局は2024年12月、同州の新工場計画の建設現場で働いていた中国人163人を「奴隷労働に類する環境」から救出したと公表した。AP通信の報道によれば、作業員は中国で請負業者のJinjiang Construction Brazilに採用され、旅券を取り上げられたほか、賃金の一部も留保されていたとされる。
同じAP記事では、宿舎にはマットレスのないベッドがあり、私物を置く場所も十分になかったとされ、生活環境の悪さが問題になった。ブラジルでいう「奴隷労働に類する環境」は、古典的な奴隷制に限らず、移動の制限や賃金・旅券の拘束、著しく劣悪な居住条件などを含む法執行上の概念とされる。
現場はBYDがブラジルで進める生産拠点整備の中核工事だった。摘発当初は請負業者側の問題として表面化したが、救出人数の大きさや受け入れの経緯を踏まえ、元請け側の関与も調査の対象になった。
検察が2億5700万レアル請求 労働省はBYD本体にも違反通知
AP通信が5月27日に伝えたところによると、バイーア州の労働検察当局はBYD、China JinJiang Construction Brazil、Tecmonta Equipamentos Inteligentesを提訴し、集団的損害賠償などとして2億5700万レアルを求めた。検察は、労働者が虚偽の前提でブラジルに連れて来られ、実際の業務内容に合わない査証で入国したと主張している。
さらにブラジル労働雇用省は6月の発表で、2024年12月から2025年5月までの査察で計471人の中国人労働者が不規則な形でブラジルへ連れて来られ、そのうち163人が奴隷労働に類する環境から救出されたと説明した。同省は、BYD Auto do Brasil Ltda.が正式な雇用関係のないまま多数の中国人労働者を受け入れる不正な枠組みを組み、労働者と移民当局の双方を誤導したとして違反通知の対象に挙げた。同省発表だけでは、雇用主リストに掲載されたとまでは読み取れない。
BYDは2024年12月には報道が中国や中国ブランドを傷つけるものだと反発し、その後は捜査に協力していると説明してきた。もっとも、現時点で示されているのは提訴と行政上の違反認定で、司法判断はまだ確定していない。それでも、この問題は請負業者の現場管理にとどまらず、BYD本体の受け入れ体制と責任の範囲が問われる段階に入っている。
参考・出典
- BYD é autuada por submeter trabalhadores chineses a condições análogas à escravidão na Bahia — Ministério do Trabalho e Emprego
- Brazilian prosecutors sue China’s BYD over allegations of slave-like labor conditions
- Prosecutors find workers in ‘slavery like’ conditions at Chinese car company site in Brazil
- Chinese automaker BYD slams reports of poor conditions at a factory site in Brazil
