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首都カラカスの国家警察施設「ゾーナ7」で2月14日、政治犯とされる収監者17人が釈放された。反体制派の活動団体「ベンテ・ベネズエラ」の人権委員会がXで公表し、非政府組織(NGO)のCLIPPVEも確認した。施設に残る収監者の解放が進まないとして、ハンガーストライキが家族を巻き込む形で広がっている。
ゾーナ7政治犯17人釈放
CLIPPVEなどによると、釈放されたのは男性10人、女性7人で、カラカス東部ボレイタ地区にあるボリバル国家警察(PNB)の拘禁施設から出た。釈放は、収監者側が解放の遅れに抗議して断食を始めた直後に行われたという。
インフォバエなどによれば、釈放者には労働組合指導者のホセ・エリアス・トーレスが含まれた。19歳で自閉スペクトラム症だとされる若者の釈放も伝えられている。一方、同施設には50人超が残るとされ、今回の釈放人数は限定的だった。
AP通信によると、国会(国民議会)では政治犯釈放につながり得る恩赦法をめぐる議論が続いており、釈放の進め方や範囲を巡って家族側の不信感が根強い。釈放が「約束の履行」なのか、政治的な調整の一部なのかが問われている。
ハンガーストライキ拡大 家族参加
家族側は、施設の外で座り込みを続け、残る収監者の即時解放を求めて断食に加わった。AFPによれば、入口付近に横になって抗議を続ける家族もおり、「全員が出るまで続ける」との声が出ている。健康悪化を訴える動きも報じられた。
当局側の詳細な説明は乏しく、釈放の基準や今後の見通しは見えにくい。近年の政治的拘束をめぐっては、国際人権団体も恣意的な拘禁への懸念を示し、2月上旬にも拘束者の釈放を公表していた。
政治犯の扱いをめぐる課題は、釈放者の数そのものより、国家機関が手続きの見通しと説明責任を示せるかにかかっている。政府と国会が法の枠組みを明確にし、家族が頼れる救済手段を整えなければ、抗議は長期化し、社会の分断も深まり得る。
参考・出典
- Families of Venezuelan prisoners stage hunger strike demanding quick liberation of dissidents | AP News
- Relatives of Venezuela political prisoners begin hunger strike after 17 freed
- Liberados otros 17 presos por motivos políticos en Venezuela – Infobae
- Venezuela: Human Rights defenders released in Venezuela
