日本の今年の漢字「熊」 クマ被害と自然の接近象徴
「今年の漢字」は12日に「熊」と発表。清水寺で森清範貫主が大書し、全国の応募を集計した日本漢字能力検定協会が選定。相次ぐクマ被害やパンダ返還が背景にあり、自然との距離が縮まる社会の不安を象徴する一字だ。専門家は人里と野生動物の境界管理の見直しや保護対策の強化を求める声が高まる。
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「今年の漢字」は12日に「熊」と発表。清水寺で森清範貫主が大書し、全国の応募を集計した日本漢字能力検定協会が選定。相次ぐクマ被害やパンダ返還が背景にあり、自然との距離が縮まる社会の不安を象徴する一字だ。専門家は人里と野生動物の境界管理の見直しや保護対策の強化を求める声が高まる。
公正取引委員会は総合物流大手センコーを、委託先に無償で荷物の積み下ろしや付随作業を行わせたとして下請代金支払遅延等防止法違反と認定し勧告。トラック運転手の残業規制強化や人手不足の中、長年の「タダの荷役・荷待ち」慣行に初の司法判断が示され、物流業界に波紋が広がる。
国税庁が公表した令和6事務年度の所得税・消費税調査で、暗号資産取引を行う個人への実地調査は613件、追徴税額46億円に急増。どの取引が税務当局の重点監視対象かを分析する。申告漏れや損益計算の不備、海外送金や匿名性の高い取引が監視対象に挙がり、個人投資家や取引所の税務対応は重要だ。
JFEエンジニアリングが国内初のアンモニアと重油併用の大型中速エンジンを実用化。7.7〜11.5MW級で発熱量ベース最大50%を混焼可能、脱炭素手段が限られる離島発電所向けに販売を開始した。将来的には船級認証を取得し船舶燃料の脱炭素化にも展開する。
富士フイルムは新ブランド「ZEMATES」を立ち上げ、半導体後工程向け感光性絶縁膜で既存の液型ポリイミドに加え高信頼・高性能なフィルム型を早期投入。先端パッケージング需要に対応し2030年度までに売上を2024年度比5倍に拡大する計画だと発表した。
NTTは2025年12月、高アルミ組成の窒化アルミニウム(AlN)系半導体を用いた高周波トランジスタで世界初の無線信号増幅を実証。従来は高い抵抗が障害だった領域で低抵抗構造を実現し、ミリ波を使うポスト5Gの基地局や通信機器のエリア拡大・高速化に道を開く成果だ。
JR東日本は2026年3月23日から東北新幹線で日本初の荷物専用新幹線を導入。山形用E3系7両を改造し盛岡〜東京間を平日運行、最大約17.4トン・1000箱規模の高速輸送で地方の生産者や医療機関の物流を変える可能性がある。利便性向上や地域経済への影響も注目される。
日米は10月28日、AIや量子、核融合、宇宙、Beyond 5G/6Gなど先端技術7分野で協力する「技術繁栄ディール」覚書に署名。科学技術基盤と安全保障の強化を掲げる一方、G7の広島AIプロセスで築いた多国間AIガバナンスと米主導の二国間協力の整合性が課題となる。
自民党と日本維新の会が提案した衆院議員の定数削減法案は、野党が「拙速だ」と反発し臨時国会での成立は困難に。特別委への付託すら見通せず、両党は継続審議で通常国会成立を目指す見通しだが、削減幅やどの声を国会に届けるのかといった国民代表性の根本論点は先送りされた。
自民党が進める防衛装備品の輸出ルール見直しでは、殺傷能力を持つ武器の海外供給の範囲や、侵略を受ける国や戦闘継続中の国への輸出可否が論点に。論点整理案は12日に判明し、国際人道法や同盟関係との整合性も議論対象になる。平和国家として日本社会がどう向き合うかが問われる重要な議論だ。
財務省が2026年度税制改正で電気自動車(EV)への新たな重量税を検討する報道に対し、片山さつき財務相は導入指示を否定。ただし燃料税を負担しないEVの税の公平性は課題で、利用者の負担と普及の両立や導入時期・税率、走行距離に応じた配分など具体的議論が焦点となる。
赤沢亮正経産相は、次世代半導体の量産を目指すラピダスに対し国内メガバンク3行が融資の意向書を提出したと明らかにした。政府は金融面を含む支援を続け、官民で巨額投資をどう分担して日本の半導体産業の再建につなげるかが焦点となり、資金調達の枠組みや負担配分が今後の焦点となる。
JR東海の丹羽俊介社長は12月11日、リニア中央新幹線の名古屋以西で駅候補地間を対象にした地質調査を今年5月から実施していると説明。環境影響評価に必要な概略ルートを固める作業で、地域の地質構造や地盤の安全性確認も目的に大阪方面への延伸準備が新段階に入ったと述べた。
小泉進次郎防衛相は中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射や中国・ロシア爆撃機の共同飛行を受け、ヘグセス米国防長官と電話協議。両者は地域の緊張が一層高まると懸念し、日米で緊密に連携して対応することで一致した。防衛当局の連携強化とともに、トランプ氏は日中関係の両立を図る構え。
レビット報道官はトランプ氏が日米関係を一層堅持しつつ中国と建設的関係を維持できると説明。米中緊張のなか、安全保障で米軍に依存する日本には安心のメッセージと同時に防衛負担や役割拡大を促す圧力がにじむ。政府や識者は影響をどう評価するか、日米同盟と米軍負担の在り方が問われる。
政府の2025年度補正予算案が12月11日に衆院で可決された。総額18.3兆円で電気・ガス料金支援や子ども1人2万円給付など家計支援を盛り込む一方、財源の多くを国債発行に頼る構図が続き、暮らしと財政の両立が改めて問われる課題で、長期的な財政健全化の議論が焦点となる。
2025年12月10日朝、秋田県大館市比内町大葛の養鶏農家で比内地鶏約300羽が死亡。鶏舎周辺にクマの足跡が見つかり、市はクマ侵入による襲撃の可能性が高いと判断し、付近に箱わなを設置して警戒を呼びかけた。市は住民に夜間の出入りを控えるなど注意を求め、警戒を続ける。
財務省がEVやFCVに車重に応じた上乗せ課税を検討。既存の自動車重量税を強化し、2026年の税制改正で結論、2028年導入を視野。燃料課税を免れるEVの負担是正が狙いだが普及途上への"狙い撃ち"批判も。導入でEV普及や自動車市場に影響するとの指摘も上がっている。
元バイデン政権のダニエル・クリテンブリンク氏は、米中関係の安定が日本の安全保障や利益を犠牲にしてはならないと警鐘を鳴らし、トランプ政権に日中緊張緩和と同盟国の不安解消の責任を求め、ワシントンのシンクタンクでの講演で地域の安定や同盟関係をどう確保するかという難題を突き付けた。
鹿児島大・小戝健一郎教授らは、がん細胞のみを攻撃する腫瘍溶解性ウイルス「Surv.m-CRA-1」で原発性悪性骨腫瘍を対象とした第3相医師主導治験を開始。国内開発のウイルス薬の本格承認と2027年の実用化を目指し、若年層に多い骨のがんに新たな治療選択肢を提供できるかが注目される。