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中国国防省は24日、人民解放軍の最高指導機関である中央軍事委員会(中央軍事委)の張又俠副主席と劉振立委員(統合参謀部参謀長)を「重大な規律・法律違反」の疑いで調査すると発表した。現役の最高幹部級が同時に捜査対象となるのは異例で、軍上層部の動揺が改めて浮き彫りになった。
副主席・参謀長に同時捜査 党中枢が決定
国防省系サイトが転載した新華社電によると、調査対象は張又俠氏(党中央政治局員、中央軍事委副主席)と、劉振立氏(中央軍事委委員、中央軍事委連合参謀部参謀長)で、いずれも「重大な規律・法律違反」の疑いがあるとされた。調査に着手する決定は党中央が行ったとしている。
発表では違反の具体的内容や、職務の扱い、捜査の手続きは示されていない。一方で、AFP通信は「重大な規律違反」が汚職などを含む不正を指す際に用いられる表現だと伝えており、軍内の資金・装備調達をめぐる疑惑が再燃している可能性がある。
中央軍事委の空洞化 忠誠と実務の綱引き
テレビ朝日は、2人の氏名が中央軍事委のホームページから削除され、すでに解任されたとの見方も出ていると報じた。また、本来は7人規模の中央軍事委が「2人しか残っていない」とも伝え、組織としての体裁が急速に崩れている現状を指摘した。
AP通信によると、軍高官の失脚は近年相次いでおり、汚職摘発だけでなく、軍の引き締めや統制強化の文脈でも語られてきた。最高幹部級まで捜査が及ぶことで、指揮系統の安定と、政治的な忠誠の担保をどう両立させるかが、より厳しく問われる局面に入った。
軍の上層部を繰り返し入れ替える手法は、短期的には統制を強めても、長期的には意思決定のボトルネックと現場の萎縮を招きやすい。対外的にも「予測可能性」が下がり、抑止と危機管理の双方で不確実性が増す。今回の捜査は、軍の実務能力よりも政治的な掌握が優先される構造が、頂点に近い場所まで及んだことを示している。
