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中国のレアアース製品輸出が2025年12月に前月から小幅に減少し、対日関係の悪化が輸出管理の運用をさらに厳格化させるとの警戒が強まっている。数量の変化は小さくても、「供給を絞れる」という示威効果が市場心理を揺らしている。
12月の輸出は微減 磁石が主力で交渉材料に
ブルームバーグによると、中国税関総署が2026年1月18日に公表した資料では、レアアース製品の輸出は2025年12月に6745トンと、11月の6958トンから減った。
同区分の中心はレアアース磁石とされ、電気自動車(EV)の駆動モーターや産業用ロボット、風力発電、精密機器など幅広い製造業の中核部材に直結する。つまり、数量が横ばいに近くても「どこに流すか」が地政学の変数になり得る。
輸出管理は関税のような一律措置と異なり、許可審査や最終需要者確認など運用面で強弱を付けやすい。ジェトロは、中国がレアアース関連の輸出管理に関する規制整備を進めてきた経緯を整理している。
対日関係の緊張 輸出管理がレバーになる構図
足元では政治・安全保障面の摩擦が経済に波及しやすい環境が続く。AP通信は、中国が日本向けに軍民両用品(デュアルユース)の輸出を制限する措置を打ち出したと伝えており、実務運用が厳しくなれば素材・部材にも連鎖しかねない。
日本総研は、レアアースの供給が中国に偏る構造自体が各国の政策を縛り、対立局面では規制が反復されやすいと分析する。企業側は在庫の積み増しや調達先の分散、重希土類使用量の削減などで耐性を上げてきたが、短期的にはコスト増と納期リスクが表面化しやすい。
結果として、今回の「微減」は需給の話にとどまらず、許可制度を梃子にした交渉が常態化するシグナルとも読める。供給網の多元化や代替技術の開発競争が、アジアの製造業地図をじわりと塗り替える局面に入りつつある。
