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緑内障の早期発見で鍵となる眼圧を、寝ている間も含めて連続的に測れるスマートコンタクトレンズが開発された。ソフトレンズに薄膜センサーとアンテナを組み込み、無線で高感度に計測する。成果は1月13日付で学術誌に掲載された。
183倍感度の眼圧無線計測 ソフトレンズ実装
早稲田大学の三宅丈雄教授、山口大学の木村和博教授らの研究チームが、眼圧(眼の中の圧力)を無線で読み取るスマートコンタクトレンズを開発した。早稲田大学によると、日常装用を想定した薄型の構成で、リアルタイムの眼圧モニタリングを狙う。
レンズ上には、導電性高分子PEDOT:PSSと接着性高分子PVAを使った多層構造の抵抗センサーを配置した。さらに電気メッキで伸び縮みするアンテナを形成し、PT対称性の原理を使う無線検出器と組み合わせたという。テレ東プラスは、眼圧変化に応じた抵抗変化を高いQ値で読み取れたとしている。
MONOistによると、感度は従来方式の約183倍に当たる36.333Ω/mmHgで、6〜36mmHgの範囲で評価した。豚眼やウサギでの試験では、市販眼圧計と高い相関(R²=0.93〜0.97)も確認した。透明性は可視光透過80%以上とされる。
緑内障の見逃し減へ 夜間データ活用
緑内障は初期に自覚症状が出にくく、診断の遅れが視野障害につながりやすい。共同通信は、夜間も含めた連続測定ができれば、日中の受診時だけでは拾いにくい眼圧変動の把握に役立つ可能性があると伝えた。
一方で、医療機器として実用化するには、長時間装用時の安全性、個人差を踏まえた補正、通信の安定性などの詰めが欠かせない。測る頻度と電力の設計も含め、在宅モニタリングに耐える「使い勝手」の検証が次の焦点になりそうだ。
眼圧の測定は「診察室で一度きり」から「生活の中で連続」へ移りつつある。データが増えるほど、病気を見つけるだけでなく、治療の効き方を確かめる道具にもなる。目の医療は、装着型センサーが標準になる局面に入り始めたのかもしれない。
