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グリーンランドに派遣されたデンマーク軍部隊が、米国による攻撃という最悪の事態を想定し、臨戦態勢を取るよう命じられていた。23日、AFP配信を掲載したL’Orient Todayなどが、同国公共放送が確認した軍の命令文書の内容として伝えた。同盟国同士を仮想敵に置く備えが表面化した点は異例だ。
臨戦命令文書 実弾携行と段階的増派
L’Orient Todayによると、命令は「先週」出され、兵士は実弾を携行する装備を求められた。文書には複数段階の作戦構想が記され、状況次第で追加部隊や装備を後から投入する可能性も織り込まれていたという。
この命令を受け、軍用機だけでなく民間機も使って兵員や装備をグリーンランドへ継続的に輸送したとされる。同島周辺での活動は、デンマーク主導の演習・作戦枠組み「Arctic Endurance」の一部として位置付けられている。
NordiskPostは、命令が「防衛計画の実行能力を強め、即応態勢を急速に引き上げる」狙いだったと紹介した。デンマーク国防省は、機密文書の内容に関する主張にはコメントしない姿勢を示したという。
同盟国想定の防衛計画 抑止と亀裂
一連の動きの背景には、米側がグリーンランドの支配権に強い関心を示し、武力行使の可能性も完全には否定しなかった局面があったとL’Orient Todayは伝える。23日には国防相トロルス・ルンド・ポールセンが報道内容への直接のコメントを避けた。
NordiskPostによれば、デンマークはスウェーデンに短期で計画要員の派遣を求めた。さらに、7日付のRitzau配信を掲載したAvisen.dkは、1952年の命令で「デンマーク領への武力攻撃には反撃義務」が定められ、グリーンランドにも適用されると報じている。グリーンランド側では、KNRが14日、当日から軍の活動が増え、周辺で軍事演習が始まると伝えていた。
北極圏は資源・航路・基地の価値が同時に高まる地域であり、抑止は「能力」だけでなく「同盟内の信頼」で成立する。今回のように同盟国を想定した即応計画が可視化されれば、危機時の誤解と連鎖を招きやすい。制度と対話の両輪で、偶発的なエスカレーションを止める仕組みが問われる。
参考・出典
- Danish troops ready for combat in Greenland, according to Danish media – L'Orient Today (AFP)
- Danish troops in Greenland were put on combat readiness – NordiskPost
- Ordre fra 1952 pålægger danske soldater at svare igen ved angreb – Avisen.dk (Ritzau)
- Naalakkersuisut: Nye militære øvelser starter i dag | KNR
