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ドイツ連邦検察は2026年10月6日(現地時間)、情報機関BNDの元長官アウグスト・ハニング氏と、元長官室責任者のマンフレート・D氏を逮捕したと発表した。ハニング氏には国家反逆未遂や外国情報機関のための活動などの容疑がある。検察は、元部下から対価を払って情報を受け取り、外国情報機関職員向けの分析などに利用した疑いを示している。
退任後の情報提供合意、約2000件の文書が対象
検察によると、両氏は2010年春、BNDの情報を報酬と引き換えに継続して提供することで合意した疑いがある。情報は、ハニング氏が退任後に営んでいた私的なコンサルティング業務で利用する想定だったという。文書の提供は2022年6月まで続いたとみられている。
提供された疑いのある文書は約2000件。BND内部での利用に限られた機密情報や、首相府で開かれる政府・治安機関幹部の情報会合向け資料が含まれるが、全件が機密指定情報だったとはしていない。
検察は、ハニング氏が機密情報を使って外国情報機関職員向けの分析を作成したほか、別の外国情報機関関係者へ数年にわたり政治情報を提供した疑いも示している。分析が予定された相手に実際に届いたかは未確定で、外国情報機関の名称や所属国も公表されていない。
ハニング氏は1998年12月から2005年11月末までBND長官を務めた。マンフレート・D氏はハニング氏の長官室責任者を務め、2012年3月から2026年3月にも複数の後任長官の下で同職に就いていた。
別件の捜索が端緒、元長官室責任者は勾留
捜査は、2025年9月にハンブルク検察が別件でハニング氏の関係施設を捜索した際の発見が端緒となった。2026年5月初めに連邦検察へ引き継がれ、BND、連邦刑事庁と協力して捜査が進められている。
BNDのマルティン・イェーガー長官は内部調査に着手したと表明した。マンフレート・D氏は6日に捜査判事の判断を受け勾留された。ハニング氏は7日に連邦司法裁判所の捜査判事へ引致され、勾留の可否が判断される予定だ。
参考・出典
- GBA: Arrests for Suspected Treasonous Espionage, Spying Out State Secrets, Attempted Treasonous, and Espionage
- GBA: Festnahmen wegen mutmaßlicher landesverräterischer Ausspähung, Auskundschaften von Staatsgeheimnissen, versuchten Landesverrats und Spionage
- Verdacht auf Spionage: Ermittler nehmen Ex-BND-Chef Hanning fest
- ドイツ元情報機関トップ逮捕、国家反逆未遂の疑い 機密文書入手か
- Ex-BND-Chef Hanning wegen Spionageverdachts festgenommen
