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ロシアのウクライナ全面侵攻が始まってから4年となる24日を前に、ドイツ国内で対ロ姿勢の強硬論が改めて前面に出た。メルツ首相は23日、ベルリンで開かれたウクライナ連帯行事で、プーチン大統領の下にあるロシアを「蛮行」の言葉で厳しく断じ、圧力を緩めない考えを示した。
侵攻4年 対ロ非難と圧力継続
発言の場となったのは、コンラート・アデナウアー財団が主催する「Café Kyiv」である。同財団の案内では、同イベントは23日にベルリンで開かれ、メルツ首相が開会のあいさつを担った。
dpa通信によると、メルツ氏は演説で、戦争はロシア側が「続ける意味がない」と判断した時にしか終わらないとの見立てを語り、ロシア指導部に対する圧力の維持を訴えた。ロシアで「蛮行が支配している」との言い回しも用い、楽観は禁物だとくぎを刺した。
AFPも、侵攻開始から4年の節目を翌日に控えたタイミングで、メルツ氏がプーチン政権のロシアを「完全な蛮行」の地点にあると批判したと報じた。ドイツ側は、侵攻の長期化を前提に、制裁と支援を組み合わせてロシアの継戦能力を削ぐ構図を崩していない。
外交首相路線 国内外の受け止め
メルツ政権の安全保障重視は就任当初からの柱でもある。ジェトロは、メルツ首相が所信表明演説でNATOと欧州連合の枠組みを軸に、ウクライナ支援の継続と防衛力強化を打ち出した経緯を伝えている。
今回の演説についても、独n-tvは、首相がロシアを「異例に強い言葉」で攻撃したと報じた。ドイツの歴史認識と同盟内の結束を根拠に据えつつ、戦争の終点を「交渉の気配」ではなく「ロシアが続けられなくなる条件」に置く点が、メルツ氏のメッセージの芯となっている。
侵攻4年の節目は、各国が掲げてきた「支援の継続」を、財政や防衛産業、国民負担のかたちに落とし込む局面を一段と早める。ロシアに譲歩を迫るには、制裁の抜け穴をふさぎ、兵器と資金の供給を途切れさせない仕組みが要る。欧州がその難題を先送りできる余地は小さい。
参考・出典
- Cafe Kyiv 2026 – Konrad-Adenauer-Stiftung
- Don’t be naive about the ‘barbarism’ that rules in Russia, Merz says (DPA) – Yahoo News
- Merz denuncia “la barbarie” de la Rusia de Putin en Ucrania (AFP) – Diario Libre
- メルツ首相、所信表明演説で外交重視の姿勢表明 – ジェトロ
- Kanzler eröffnet “Café Kyiv”: Merz greift Russland ungewohnt hart an – n-tv.de
