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スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏(22)が、2025年12月23日にロンドン中心部で起きた親パレスチナの抗議デモで逮捕された。デモは、英国政府がテロ組織として指定した「Palestine Action」に関わる拘束者のハンガーストライキを支える趣旨で、主催側の「Prisoners for Palestine」が参加と拘束を公表した。警察はその後、同氏を保釈したとしている。
「看板を掲げる」行為が摘発対象に
Reutersなどによると、現場は金融街シティの保険会社Aspen Insuranceのオフィス周辺で、トゥーンベリ氏は「Palestine Actionの囚人を支持する」といった趣旨のプラカードを掲げていた。シティ・オブ・ロンドン警察は、テロ対策法(Terrorism Act 2000)にもとづき「指定組織を支持する表示」を行った疑いで、22歳の女性を逮捕したと説明している。
デモでは建物に赤い塗料が投げつけられるなどし、別の参加者も器物損壊の疑いで逮捕された。抗議の場は、破壊行為の是非だけでなく、言葉や掲示物まで含めて「どこからが支援表明として処罰対象になるのか」という線引きが、直接問われる局面に入っている。
ハンストが映す、長期拘束と健康リスク
AP通信などによると、今回のデモが支援したのは、Palestine Actionに関連するとされる拘束者らのハンガーストライキだ。主催側は、保釈されないまま公判を待つ状況に抗議しており、11月初旬に始まったストは最長で50日を超える段階にあるという。体調悪化で入院した例も報じられ、支援側は命の危険が高まっていると訴えている。
Palestine Actionは、政府の指定(proscription)により、支援や賛同の表明そのものが刑事事件になり得る枠組みに置かれた。活動家が「何をしたか」だけでなく「何を言ったか」も争点化しやすい以上、街頭の抗議は一段と緊張をはらむ。トゥーンベリ氏の保釈は決着ではなく、法廷での判断に論点が移った形だ。
参考・出典
- Greta Thunberg released from custody after arrest at UK pro-Palestinian protest | Reuters
- Greta Thunberg arrested in London supporting pro-Palestinian activists | AP News
- Greta Thunberg arrested in London over ‘Palestine Action prisoners’ placard | UK news | The Guardian
- Proscribed terrorist groups or organisations – GOV.UK
