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国産基幹ロケットH3の「低コスト型」をめぐり、地上での確認作業が次の段階に進む。宇宙航空研究開発機構は、エンジンなどを実機形態で動かす燃焼の再試験を3月13日に種子島宇宙センターで行う予定だと明らかにした。
低コスト型H3 種子島で燃焼再試験
今回の燃焼再試験は、打ち上げではなく地上設備に機体(または段)を固定したまま推進系を作動させ、点火から燃焼の安定性、推力の立ち上がり、制御の挙動などを確かめる狙いがある。飛行前に異常の芽を摘む工程として位置付けられる。
H3は、従来のH-2Aの後継として開発された。衛星打ち上げの需要が多様化するなかで、構成の組み合わせによって能力と費用の幅を持たせ、運用コストを抑えた打ち上げを目指してきた。
燃焼試験自体はこれまでも重ねられており、昨年7月には、固体補助ロケットを載せない「30形態」に関する燃焼試験を種子島で実施したと宇宙ニュースサイトsoraeが伝えている。
信頼性と打ち上げ計画 失敗の影響残る
一方、H3は成功を積み上げてきた時期があるものの、昨年12月には8号機の打ち上げが不成功に終わった。時事通信の報道を掲載したnippon.comによると、第2段エンジンの燃焼が予定より早く終わり、所定の軌道投入に至らなかった。
AP通信も、同じ打ち上げで第2段エンジンが予定より早く停止し、準天頂衛星「みちびき」5号機の投入に失敗したと報じた。衛星測位の自前化を進める政府方針とも重なるため、原因究明と再発防止の行方は打ち上げ計画全体に波及しうる。
国内の宇宙輸送は、打ち上げの「本番」だけでなく、地上試験でどれだけ不確実性を減らせるかが成否を分ける。低コスト化を急ぐほど、部品点数の削減や運用の簡素化が品質管理の負担を増やす面もあるため、再試験で積み上げるデータの精度が、次の運用判断を縛ることになる。
