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特殊詐欺の「かけ子」として働かせる狙いで、20代男性を脅して羽田空港から東南アジアへ出国させたとして、静岡県内に住む男4人が逮捕された。勧誘と脅迫、移送までを一体で担う「人の確保」の局面が、国内の捜査で表面化した形だ。海外拠点型の詐欺が、国内のリクルート網と直結している疑いが強まっている。
脅迫から出国まで 「かけ子」要員化の手口
静岡新聞アットエスなどによると、逮捕されたのはいずれも20代で、富士宮市や富士市、静岡市に住む4人である。容疑は所在国外移送略取・誘拐で、20代男性を特殊詐欺の「かけ子」にさせる目的で海外へ移した疑いが持たれている。勧誘段階では、一定期間働けば高収入になる趣旨を示して参加を促したという。つまり「甘い誘い」で入口を作り、拒絶の意思が見えた時点で「脅し」に切り替える構図がうかがえる。
同紙やFNNプライムオンラインは、男性が断ろうとすると、上の了承が済んでいるなどとして拒否を許さない趣旨で圧力をかけたと伝える。時期は2024年ごろに勧誘し、2025年1月ごろ、県内から羽田空港まで連れ出して東南アジアへ出国させた疑いだという。現場が空港である以上、移送は突発ではなく、旅程や連絡手段の手配を含む計画性が前提となる。捜査当局は4人の認否を明らかにしていない。
捜査の焦点 海外拠点とトクリュウの接点
テレビ静岡の報道では、今回の事件は県内で起きた別の特殊詐欺事件の捜査過程で関与が浮上したとされる。国内の詐欺事件を追う中で、実行役を「海外へ送る」工程まで見えてきた点が特徴だ。特殊詐欺は役割分担が細かく、電話をかける「かけ子」は消耗品のように補充されやすい。海外拠点型では、本人の意思に反して働かされるケースも指摘され、勧誘と移送の段階でいかに拘束性が高まるかが焦点になる。
同報道やTBS NEWS DIG(静岡放送)は、4人を勧誘役・移送役とみており、匿名・流動型犯罪グループ(いわゆる「トクリュウ」)との関係も視野に実態解明を進めるとしている。トクリュウは、SNSや知人関係などで人を集め、役割ごとに入れ替わりながら犯罪を継続させるとされ、上層部の特定が難しいのが厄介だ。今回のように「人を国外へ運ぶ」工程が立件されれば、資金の流れや指示系統に踏み込む足掛かりになり得る。海外拠点の摘発や国際連携が進む一方で、国内側の供給網が残れば再生産は止まらず、捜査は勧誘ルートの遮断へ比重を移していく可能性がある。
