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ホンジュラスの外交と内政が同時に揺れ始めた。テグシガルパで現地時間27日(日本時間28日)、右派のナスリ・アスフラ氏が大統領に就任し、雇用創出や治安対策を前面に掲げた。中国と関係を深めた左派政権からの転換が、対外路線の再編に直結し得る局面である。
アスフラ政権発足 治安・雇用優先の船出
就任式は議会で行われ、式典は簡素だった。AP通信によると、アスフラ氏は国家運営の効率化を進めつつ、雇用を増やし、犯罪に正面から向き合い、教育や医療といった基礎サービスを立て直すと訴えた。
一方で政権の正統性をめぐる火種は残る。英ガーディアンは、昨年11月30日の大統領選は開票が長期化し、不一致票の精査が続く中で12月24日に勝者が宣言されたと報道。得票率はアスフラ氏40.27%に対し、サルバドール・ナスラリャ氏が39.53%で、差は約2万8000票にとどまった。
アスフラ氏は首都の前市長で、保守系の国民党を率いて当選した。AP通信は、同党出身のフアン・オルランド・エルナンデス前大統領が米国で薬物犯罪により有罪となった後、トランプ米大統領に恩赦されたと伝えており、米国政治との距離感も政権の評価軸になりやすい。
親米・親台湾路線浮上 対中関係再点検
今回の選挙戦では、米国の影響も焦点化した。英ガーディアンは、トランプ氏が投票直前にアスフラ氏支持を公言し、他候補を強く批判した経緯を伝え、国外からの関与を疑う見方が広がったとしている。反対陣営は不正を主張し、国内の分断が外交判断を難しくする懸念がある。
外交面では「中国か台湾か」が再び争点化した。英ガーディアンは、ホンジュラスが2023年に台湾との国交を断ち中国を承認した後、経済効果への不満がくすぶり、主要候補が対中接近の見直しに言及してきたと報じた。スペイン紙エル・パイスも、就任式の低調さや治安上の緊張に触れつつ、新政権が緊縮や制度改革を掲げると伝えており、対外路線の変更が国内統治の再設計と一体で進む可能性がある。
小国の政権交代でも、米中対立の「選択」を迫られる度合いは増している。外交承認の揺り戻しは投資や輸出の見通しを不安定化させやすく、同時に国内の選挙不信が残れば政策の継続性も損なわれる。新政権の課題は、外へ向けた立ち位置の変更以上に、内側の合意形成を回復できるかにある。
参考・出典
- Trump-backed Nasry Asfura sworn in as president of Honduras | AP News
- Trump-backed candidate Asfura declared new president of Honduras | Honduras | The Guardian
- ‘Better off with Taiwan’: Honduras joins other Latin American countries rethinking ties with China | Honduras | The Guardian
- Nasry Asfura, apoyado por Trump, asume el cargo como presidente de Honduras con la austeridad como bandera | EL PAÍS América
