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内航船向けの水素燃料エンジンが、国内で「船に載せてよい」段階まで一歩進んだ。ヤンマーパワーソリューション(兵庫県尼崎市、広瀬勝社長)が開発中の「水素4ストローク高速エンジン」について、2026年1月13日に日本海事協会(NK)の船級認証を取得したと明らかにした。水素燃料の舶用エンジンで国内エンジンメーカー初という。
国内初の船級認証 使用承認とNOx鑑定が示す到達点
対象は内航船の発電用途を想定した「発電用パイロット着火式水素4ストローク高速エンジン」である。つまり、水素を主燃料にしつつ、点火源として少量のパイロット燃料を使う方式で、燃焼を安定させながら脱炭素に近づける設計だ。
同社によると、NKの検査を経て使用承認を2025年10月に、NOx鑑定書を同年12月に取得した。使用承認は、機器が規定に適合していることを第三者が確認し、船への搭載を認める位置付けであり、実船投入に向けた前提条件がそろってきたことを意味する。
2026年秋の海上実証へ 水素の社会実装で問われる運用設計
今後は実際の内航船に水素エンジン2台を含む関連機器を搭載し、2026年秋に予定する海上実証試験につなげる計画だ。陸上試験から海上へ移る局面では、振動・塩害・負荷変動といった船特有の条件下で、出力追従性と安全性を両立できるかが焦点になる。
今回の取り組みは、日本財団の「ゼロエミッション船プロジェクト」の一環でもある。水素エンジンを核にした電源構成が現実味を帯びれば、内航の脱炭素は「燃料」だけでなく、船上の電力系統や補機の標準化まで含めた産業課題へと進む。水素供給インフラ、保安基準、燃料コストの折り合いが、実用化のスピードを左右しそうだ。
