イラン革命防衛隊が実施 ホルムズ海峡で航行制限 原油タンカーに影響

イラン革命防衛隊、ホルムズ海峡を一部制限 演習で船舶に影響

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原油タンカーの動きに直結するホルムズ海峡で、イランが一時的に通航を絞った。17日、革命防衛隊(IRGC)の海軍部隊が実施した軍事演習に合わせ、海峡の一部海域で船舶の航行を数時間にわたり制限したと、複数の海外メディアが伝えた。

演習名「スマート・コントロール」 数時間の通航制限

ガーディアンによると、イラン側は実弾射撃を含む演習の実施に伴い、同日中に海峡の一部を閉じる方針を示した。演習は米国との核問題をめぐる協議と同じタイミングで行われ、外交と軍事の両面で緊張感がにじむ展開となった。

The Nationalは、通航制限が「安全確保」を理由に数時間に限って行われたと報じた。ホルムズ海峡は最狭部で約35キロとされ、世界の海上輸送原油の約2割が通る要衝である。短時間でも迂回や滞船が増えれば、運賃や保険料に波及しやすい。

司令官発言と核協議 圧力と交渉の同時進行

PressTVは、演習が「ホルムズ海峡のスマート・コントロール」と称され、監視態勢や即応部隊の運用などを掲げたと伝えた。日常的に多数の船舶が通過する海域で「数時間」交通が止まった点は、現場の運航判断に不確実性を持ち込みやすい。

Iran Internationalによると、IRGCは演習のさなか、海峡の一部が数時間閉じたと説明した。アハマディネジャド政権期以降も、対立が深まる局面でイランは海峡封鎖に言及してきた経緯があり、実際の制限措置は「脅しの言葉」より市場の警戒を呼びやすい。

ホルムズ海峡の安定は、単に原油価格だけでなく、海運各社の航路設定、荷主の調達計画、周辺国の安全保障判断を同時に左右する。通航制限が短時間にとどまっても、同様の措置が繰り返されれば、民間のリスク見積もりが上振れし、結果として地域の緊張が経済コストとして積み上がる局面に入る。

参考・出典

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