イラン革命防衛隊(IRGC)司令官パクプール氏 米・イスラエルに警告

「引き金に指」イラン司令官が米・イスラエル警告 デモ背景に軍事緊張

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イラン革命防衛隊(IRGC)のモハンマド・パクプール司令官が2026年1月22日、国内で続く大規模抗議デモを背景に「引き金に指をかけている」として米国とイスラエルへ警告し、地域の緊張は改めて軍事衝突の連想を伴う局面に入った。

革命防衛隊司令官、抗議デモのさなか米国とイスラエルに牽制

英語版アシャルク・アルアウサトによると、パクプール司令官は「誤算」を避けるよう両国に求め、IRGCは最高指導者アリ・ハメネイ師の命令を実行する準備があると主張した。声明は国営テレビが伝え、IRGCを記念する行事に合わせたものだという。

同紙は、抗議デモが2025年末から広がり、鎮圧で多数の死者が出たとの見方がある点もあわせて報じた。死者数をめぐっては当局発表と人権団体側の推計に大きな隔たりがあり、サウジ系メディアがこの点を強調するのは、国内不安の深刻さが対外強硬姿勢の背景にあると示したい意図が透ける。

別の軍高官、米国が攻撃なら「正当な標的」を拡大

英語版アシャルク・アルアウサトは別の発言として、イラン統合司令部を率いるアリ・アブドッラヒ・アリアバディ将軍が、米国が攻撃に踏み切れば「米国のすべての利益や基地、影響拠点」がイラン軍にとって「正当な標的」になると警告したと伝えた。

イスラエル紙イスラエル・ハヨムは、イラン軍のアブ・アルファズル・シェカルチ報道官も米側の攻勢拡大をけん制したと報道した。パキスタンのGeo TVは、トランプ米大統領がダボス会議の場で「イランは話し合いを望んでいる」と述べつつ軍事行動の可能性も残していると報じ、言葉の応酬が抑止と偶発リスクを同時に高めている構図が浮かぶ。

国内の統治不安が強まる局面ほど、体制は対外的な抑止を誇示して結束を演出しやすい。一方で、強い言葉は相手の警戒心を刺激し、意図しない小競り合いから制御不能へ滑る余地も広げる。危機管理の要諦は、強硬姿勢よりも誤認を減らす連絡回路の維持にある。

参考・出典

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