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関越自動車道で起きた多重事故の被害が、時間の経過とともに輪郭を増している。群馬県警によると、2025年12月26日夜の事故は関係車両が50台以上に及び、負傷者は重傷5人、軽傷21人。炎上した車両も17台以上にのぼった。年末の移動が増える時期だけに、通行止めの長期化は物流と帰省の両方に影響しそうだ。
雪の関越道で連鎖、炎上が後続を止めた
事故は水上インターチェンジ付近の下り線で、雪で路面状況が悪いなかで発生したとされる。テレビ朝日系の報道では、12月26日午後7時20分ごろに消防へ「玉突き事故で集団災害」との通報があり、スリップをきっかけに追突が重なったという。衝突の一部で車両から出火し、周辺車両へ燃え移ったと伝えられている。
冬道の事故は、衝突そのものに加え「止まった場所」が被害を広げやすい。吹雪や降雪で見通しが落ちると、減速や停止に気づくまでの距離が短くなる。さらに炎上が起きると、ドライバーは車線変更や退避が難しくなり、後続も動けなくなる。現場が高速道路の本線上である以上、救助と消火、車両撤去を同時に進める負担も大きい。
復旧と迂回、年末の移動に残る教訓
通行止めは「事故後の片付け」だけで終わらない。NEXCO東日本は、重大事故の影響で湯沢IC~月夜野ICの上下線で通行止めを実施し、上信越道や磐越道などへの広域迂回を呼びかけたとCar Watchが報じている。NST新潟総合テレビも、警察と消防の見分や撤去作業が続き、解除のめどが立ちにくい状況を伝えた。事故の規模が大きいほど、再開判断は慎重にならざるを得ない。
ここでの論点は「早く開ける」ことと「見分を尽くす」ことのせめぎ合いだ。走行再開を急げば移動の足は戻るが、原因究明や安全確認が後回しになれば同種事故の再発リスクが残る。TBS NEWS DIGは、関係車両がさらに増えたとする情報や、通行止め区間の縮小など復旧の段階的な動きを報じた。ドライバー側も、冬用タイヤやチェーン携行といった備えに加え、「無理に突っ込まず迂回や延期を選ぶ」判断が求められている。
