北朝鮮、金正恩氏が新型固体燃料エンジン試験を視察し戦車も確認

金正恩氏が新型固体燃料ロケット実験を視察 米本土射程か

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北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩が炭素繊維複合材を使った固体燃料ロケットエンジンの地上燃焼実験を視察し、特殊作戦部隊の訓練と新型主力戦車も見たと報じた。AP通信は、この試験を米本土を射程に収めうる兵器向けの改良型固体燃料エンジン試験と伝えた。戦略兵器と地上戦力の近代化を同じ日に並べた内容となった。

固体燃料ロケットエンジンの地上燃焼実験を視察

KCNAが報じた今回の視察では、金正恩が炭素繊維複合材を使った固体燃料ロケットエンジンの地上燃焼実験を見た。AP通信は、対象となったエンジンを、米本土を射程に収めうる兵器向けの改良型と報じた。

今回の実験は新5カ年防衛開発計画の一環とされ、最大出力は2500kNとされた。金正恩は、この実験が北朝鮮の戦略部隊の近代化にとって極めて重要だと述べた。

2025年9月にも、炭素繊維複合材を使った高推力固体燃料エンジンの開発と地上噴射試験が報じられており、関連開発が続いていることを示している。

特殊作戦部隊訓練と新型主力戦車

同じ報道で金正恩は特殊作戦部隊の訓練も視察し、平時の集中的訓練の必要性を強調したうえで再編計画を明らかにした。特殊作戦部隊への言及は、平時訓練を通じた即応態勢の向上を意識した動きでもある。

新型主力戦車も視察し、防御システムについて既存の対戦車兵器のほぼ全てを迎撃できると評価した。3月20日にも、新型主力戦車を含む歩兵・戦車の協同攻撃戦術訓練の視察が報じられていた。

ミサイル、特殊作戦、戦車を同時に取り上げた今回の視察は、北朝鮮が戦略打撃力と通常戦力を並行して更新している構図を示した。高推力の固体燃料ロケットエンジン開発は、その中でも戦略ミサイル戦力の更新に結びつく動きとなる。

参考・出典

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