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南部の武装勢力をどう国家の統制下に置くかが、レバノン政権の急所になっている。2月16日の閣議で国軍が示した「武装解除計画」の第2段階について、少なくとも4カ月が必要との見通しが共有された。ヒズボラは同日の演説などで反発を強め、計画の実行は治安と政治の両面で難度が上がっている。
第2段階 南部拡大に最低4カ月
AP通信によると、16日の閣議後、情報相ポール・モルコスは第2段階の期間を「4カ月」と説明しつつ、国軍の資源、イスラエルの攻撃、現地の障害によって延長し得るとも述べた。計画は非国家武装勢力の武装を国家管理へ移す狙いだが、焦点は実質的にヒズボラの兵器庫にある。
対象地域も段階で区切られる。第1段階は国境に近いリタニ川以南で、国軍は「完了した」と先月発表した。第2段階はリタニ川とアワリ川の間へ広がり、港湾都市サイダ周辺も含むとアルジャジーラが報じた。
地元英字紙系のL’Orient Todayは、国軍司令官ロドルフ・ハイカルが第2段階に「4〜8カ月」の猶予を求めたと伝える。時間の幅は、作戦だけでなく部隊展開や監視、住民生活の回復策まで絡む現実を映す。
ヒズボラ反発 停戦後も続く圧力
同じ16日、ヒズボラのナイム・カセム書記長は、政府が武装解除を前面に掲げる動きは「重大な誤りだ」との趣旨で批判した。アルジャジーラによれば、停戦合意の適用はリタニ川以南に限られるとの立場を崩さず、川以北での武装放棄要求を拒んでいる。
背景には、2024年11月の停戦後も国境地帯の緊張が解けていない現状がある。AP通信は、イスラエルがヒズボラの再建を非難し、レバノン側で攻撃を続け、複数の高地を占拠していると報じた。政府が武装解除を急げば「外圧に従った」との反発を招き、遅れれば「国家の統治能力が弱い」と見なされる。
国家が武器の独占を掲げる以上、工程表と実行力は避けて通れない。一方で、軍事作戦だけでは統制は定着しない。治安の空白をつくらず、住民の帰還と復興を同時に進める設計が要る。第2段階は、レバノン国家が主権の実体を積み上げられるかを試す局面になる。
参考・出典
- Protesters block Beirut roads after Cabinet approves new taxes that raise fuel prices | AP News
- Lebanon sets four months for second phase of Hezbollah disarmament | Hezbollah News | Al Jazeera
- Haykal requests four to eight months extension for second phase of disarmament plan (L'Orient Today)
- Phase two of Hezbollah disarmament could take up to eight months, Lebanon's army chief says | The National
