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東京都港区のNOKクリューバーは3月9日、リチウムイオン電池や全固体電池の製造工程向けに「低露点用グリース」を開発したと発表した。NOKの発表とMONOistによると、露点マイナス50〜70度の超乾燥環境でも潤滑性を保てるのが特徴で、電池工場で使う軸受やボールねじの摩擦増大を抑え、装置の安定稼働と長寿命化、生産性向上につなげる。
超乾燥工程向け新グリース 露点マイナス50〜70度に対応
同社によると、リチウムイオン電池や全固体電池の工程では水分を極限まで減らす必要があり、一般的な潤滑剤は乾燥が進むほど摩擦抵抗が増えやすい。このため既存試験機を改造し、超乾燥環境を再現する独自の試験技術と評価法を整えた。露点マイナス50度を再現した摩擦試験では、時間経過に伴う抵抗の増加を抑え、安定した潤滑性能を確認したという。
新製品は、電池特性への悪影響が懸念される銅、亜鉛、鉄を原料材に含まない配合を採った。装置部品の摩耗を抑えて寿命を延ばすだけでなく、金属元素に起因する電池性能の不良リスクを下げられる点も売りにする。NOKクリューバーは、低露点環境に対応した潤滑剤の開発は国内潤滑剤メーカーで初めてだと説明している。
3月の電池展で初公開へ 次世代エネルギー向け部材を訴求
初公開は3月17日から19日まで東京ビッグサイトで開く「BATTERY JAPAN 2026」で予定する。NOKグループは同展示会で、水素用Oリングや水電解ガスケットもあわせて紹介する計画で、次世代エネルギー分野向け部材の一つとして低露点用グリースを前面に出す。量産設備で要求が強まる超乾燥工程への対応力を、来場者に訴える構えである。
電池の高性能化や全固体電池の実用化が進むほど、製造現場では乾燥度の引き上げと異物管理の厳格化が一段と重要になる。低露点下でも摩擦を抑える潤滑剤が実用段階に入れば、装置停止や部品交換の負担を減らし、歩留まりの安定確保や生産立ち上げの効率化を支える周辺技術として存在感を高めそうだ。
