米半導体大手NVIDIA 英Arm Holdings株を全売却、約1.4億ドルに

NVIDIA、保有Arm株をゼロに 1.4億ドル規模の売却

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米国の規制当局に提出された保有株報告から、米半導体大手NVIDIAが英Arm株を全て手放したことが分かった。ブルームバーグが18日に報じた。売却は110万株で、17日終値換算で約1億4000万ドル相当となる。実施は昨年10〜12月のいずれかの時点だった。

Arm株110万株売却 買収断念後の持ち分整理

ブルームバーグによると、今回の売却でNVIDIAのArm株の持ち分はゼロになった。NVIDIAとArmは現時点でコメントしていない。

両社を巡っては、ソフトバンクグループが2020年、ArmをNVIDIAへ売却することで合意したと発表していた。取引額は最大400億ドル規模とされ、半導体業界でも異例の大型案件だった。

ただ、買収は競争上の懸念などから各国当局の審査が難航し、NVIDIAは22年2月に買収断念を発表した。以降、NVIDIAが保有していたArm株は、協業関係の象徴としても受け止められてきた。

株式保有縮小の流れ 投資家視線は資本政策と競争環境

ロイターが伝えた昨年2月の時点でも、NVIDIAはArm株の保有を減らしていた。段階的な縮小の延長線上で、最終的に全株売却へ踏み切った格好だ。

ArmはCPU設計の知的財産を幅広い企業にライセンスする事業モデルを持つ。主要顧客でもあるNVIDIAが資本関係を解消すれば、利害のねじれを避けたい各社の警戒感は和らぎやすい。一方でNVIDIAは、AI向け半導体や関連インフラへの投資余力をより柔軟に配分できる。

今回の全株売却は、NVIDIAが「所有」による支配ではなく、「ライセンスと製品競争」で収益を積み上げる戦略を明確にした動きと言える。Arm側は中立性の維持が収益の土台であり、主要顧客との距離感をどう保つかが問われる。市場は両社の契約条件と技術ロードマップが、競争環境をどう変えるかを引き続き織り込むことになる。

参考・出典

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