ペルー・リマ 国会が暫定大統領ホセ・ヘリ氏を罷免、就任4カ月で失脚

ペルー国会、暫定大統領を罷免 中国人実業家との密会疑い

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リマの政局がまた揺れた。ペルー国会は17日、暫定大統領ホセ・ヘリ氏を罷免した。中国人実業家らとの非公開会合を報告していなかった疑いなどが焦点となり、就任から約4カ月での失脚となった。昨年10月にディナ・ボルアルテ氏が罷免されて以降、政治の空白が埋まらない。

暫定大統領ヘリ氏 秘密会合疑惑で罷免

AFPによると、国会は17日の審議でヘリ氏の罷免を可決した。投票結果は賛成75、反対24だったとされる。ヘリ氏は不正を否定してきたが、検察が予備捜査に入った中で、議会の不信任が決定打になった。

問題となったのは、中国人実業家の楊志華(ヤン・ジーフア)氏らとの面会が公務日程に記載されていなかった点だ。アルジャジーラは、リマの中華料理店(ペルーでは中華系料理を「チーファ」と呼ぶ)での深夜の会合映像が拡散し、フードをかぶるなど変装したように見えたことが疑念を強めたと報じた。

ガーディアンによれば、この一連の騒動は「チーファゲート」とも呼ばれ、政府人事への不当な影響力行使の有無も争点に浮上した。

選挙前の政権空白 治安不安と対中関係

TIMEは、ヘリ氏がボルアルテ氏の後任として暫定政権を率いてきた一方、国会が新たな暫定指導者の選出を迫られると伝えた。大統領の短命交代はこの10年で繰り返され、政治不信を深めている。

また、対中投資が大きいペルーでは、対立が米中関係にも波及しやすい。ガーディアンは、中国の関与が強い大型インフラをめぐり米側が警戒感を強めている状況に触れ、今回の疑惑が外交面の緊張を増幅させかねないと報じた。

短期間で大統領が代わるほど、治安対策や財政運営は継ぎはぎになりやすい。国会が求められるのは、次の暫定政権に「何をさせるか」を絞り込み、選挙までの行政の手続きを止めない設計を急ぐことだ。政治の正当性を回復できなければ、次の政権も同じ不信の連鎖に巻き込まれる。

参考・出典

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