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中国向けに出るロシア産原油が、指標油種より大きく値引きされている。2月5日(日本時間6日未明)までの週、極東積みのESPOなどのディスカウント幅が過去最大に広がった。インド向けが細るリスクを見込み、中国の需要を確保する狙いが強い。
中国向け値下げ拡大 ESPO割引幅過去最大
貿易筋によると、ロシアが極東コズミノ港から出荷するESPOブレンドは、北海ブレント先物に対する割引が約1バレル9ドル近くまで拡大した。足元数カ月は7〜8ドル程度だったとされ、値下げ圧力が一段と強まった。
一方、バルト海側から出るロシアの主力「ウラル」は、従来インド向けが中心だった。こちらも割引が約12ドル前後に広がり、需給次第でさらに拡大しうるとの見方が出ている。
ESPOはパイプラインと近距離輸送でアジアに届きやすい軽質油だ。ウラルは中質・硫黄分が高めで、輸送距離と金融・保険面の手当ても重くなりやすい。値引きは、こうした「売り先の偏り」と取引コストの上振れを織り込む形で広がった。
インド需要減速 中国吸収力に注目
インドではロシア産原油の輸入が鈍り、昨年12月は輸入額が約27億ドルと低水準になったとの報道がある。米印の通商をめぐる合意を受け、インドがロシア産の購入を絞るとの思惑が強まり、アジア市場で行き場探しの色が濃くなった。
ただ、インドが短期で「即時に」ロシア産を断つのは供給面の混乱が大きいとして、格付け会社ムーディーズは急激な切り替えに慎重な見方も示した。中国側では独立系製油所が割安な原油を取り込みやすい一方、制裁強化で輸送の不確実性が増しており、追加分をどこまで吸収できるかが焦点になる。
値引きの拡大は、制裁下でも輸出量を守りたいロシアと、安値を選びたいアジア買い手の綱引きを映す。今後は「どの国が買うか」だけでなく、「どう運ぶか」が価格を決める比重を増す。アジアの原油市場は、物流と金融の制約がつくる新たな価格競争に向き合う局面に入った。
参考・出典
- Russian Oil Discounts Widen for China as Indian Purchases Falter | OilPrice.com
- India’s retreat from Russian oil sends China’s Urals imports to a nearly three-year high – The Economic Times
- Trump says he plans to lower tariffs on Indian to 18% after India agreed to stop buying Russian oil | AP News
- India's immediate end of Russian oil after US trade deal to be a big disruption: Moody's – The Economic Times
