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スペインのペドロ・サンチェス首相は1月6日、パリで記者団に対し、米国のベネズエラ介入は「恐ろしく危険な前例」になり得ると批判した。スペインはニコラス・マドゥロ政権を正統な選挙ではないとして承認してこなかった一方、だからといって軍事行動を正当化できず、国際法違反で、目的は政権交代(regime change)とエネルギー資源の奪取に見えるとの見方を示した。
スペイン国内に跳ね返る「介入」論争
発言の背景には、1月3日に米軍が作戦を実施し、マドゥロ氏を拘束したとされる事態がある。トランプ米政権は暫定的にベネズエラを統治し「安全な移行」を担うと説明してきたが、作戦に伴う死傷者も伝えられ、スペイン政府の立場表明は一段と重みを増した。
スペインにはベネズエラからの移住者が多く、首都マドリードでは政権交代を歓迎する動きと、米国の武力行使を非難する抗議が同時に起きたと報じられている。連立を組む左派「スマール」は米国を厳しく批判しており、サンチェス氏は対外関係だけでなく、政権運営の安定とも向き合う構図だ。
「承認しない」と「違法だ」は両立するのか
サンチェス氏が強調したのは、政権の正統性への疑義と、武力行使の適法性は別問題だという線引きである。国連憲章(武力行使を原則禁じる国際ルール)では、安保理決議や自衛などの例外を除き軍事力行使は認められないとされる。欧州の同盟国が「選挙が不透明な政権」への批判と「越境介入」への批判を同時に語り始めた点は、米国への牽制としても注目される。
ただ、米国の行動を強く咎めれば大西洋同盟の摩擦を招く。次の焦点は、1月5日に議題化するとされた国連安全保障理事会での議論と、米政権が示す暫定統治の範囲、そしてベネズエラの石油・ガスを誰がどう管理するのかだ。
