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防災情報配信サービス「SpeeCAN RAIDEN」を提供するアルカディアの天白成一社長は2026年10月23日、東京都内で会見し、同社への攻撃が現在も続いていると説明した。MBSによると、別の脆弱性を突かれて侵入された場合、サービスを再び停止せざるを得ない可能性があると述べた。
サービス復旧後もAPI連携を停止
アルカディアは10月13日に一部サービスを緊急停止し、15日15時10分に全サービスを復旧した。ただし、運用上の制限は残っている。同社は22日付の公式発表で、調査と検証のため、外部システムからのAPI連携機能を停止していると説明。自動連携ができない利用者には、SpeeCAN RAIDENから手動で発信するよう案内している。
MBSによると、同社は23日の会見でセキュリティと監視体制を強化していると説明した。天白社長は不正アクセス問題について謝罪し、別の脆弱性から侵入された場合にサービスを再停止する可能性は否定できないとした。
同社は公式ブログで、ログイン時の2段階認証を利用するよう求めている。ユーザー名とパスワードに加え、メールで届く有効時間15分の確認コードを入力する仕組みだ。
侵入経路とデータ改ざんの経緯も公表
23日17時35分に公開された公式説明資料によると、攻撃者は11日、メディアサーバーのディレクトリパストラバーサル脆弱性を悪用して設定ファイルを取得した。サービス間ログイン用のシークレットキーが流出し、アカウントIDへの総当たりによってログインされ、内部情報を取得されたという。
同社は、別サービスを含むデータベースにも不正アクセスの痕跡があり、raiden3では一部データの改ざんが確認されたと説明。改ざん箇所は15日に修正したとしている。侵入経路は遮断済みで、第三者のセキュリティ専門機関による詳細調査を進める方針だ。
不審メール142万3428通、漏えい可能性の件数とは区別
同社は21日付の公式発表で、不正なプログラムにより10月13日1時17分から7時16分までにフィッシングメール142万3428通が送信されたと公表した。そのうち少なくとも86万9575通は、同社が保有するメールアドレス宛てではなかった。不正メールの配信は13日7時16分に停止したとしており、会見で説明された攻撃の継続とは区別される。
142万3428通はメールの送信総数であり、漏えいしたアドレス数や被害者数ではない。一方、同社が示す漏えいした可能性のあるメールアドレスの推定最大件数は約313万6000件で、実際の漏えい件数については調査が続いている。
同社は外部機関によるダークウェブ調査を行い、結果を後日報告する予定としている。また、MBSによると、大阪府警にはアクセスログを提出しており、今後、被害届を提出する方針だ。
