本サイトの記事や画像はAIが公的資料や報道を整理し制作したものです。[続きを表示]ただし誤りや不確定な情報が含まれることがありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や他の報道を直接ご確認ください。[私たちの取り組み]
イエメン内戦で政府側を支えるサウジアラビア主導連合は2026年1月8日、UAE(アラブ首長国連邦)が後ろ盾の分離派「南部暫定評議会」(STC)を率いるアイダルース・アル・ズバイディ氏が国外に出たと発表した。到着先はアブダビの軍用空港だという。サウジ側はUAE当局者が移動を支援したと非難しており、同盟内の亀裂が表面化している。
リヤド協議に生じた「不在」の重み
ズバイディ氏は、南部の実力組織を束ねる象徴的な存在だ。主要報道によると、サウジが主導するリヤドでの協議に姿を見せないまま出国した形で、南部の治安部隊や行政の指揮系統に不透明感が出る。アデンの港や検問所で働く人々にとっては、誰の判断で通行や配給が決まるのかが日々の不安材料になる。
STCは南部の分離独立を掲げ、2017年に発足した。ズバイディ氏は2022年に発足した大統領指導評議会(PLC)にも加わってきたが、AP通信は「反逆」の疑いで手配されたとも伝える。南部の統治をめぐる議論は、和平と同時に国家の形を問う話でもあり、人物の不在は交渉の速度だけでなく、合意の実効性を揺らし得る。
サウジとUAEの利害がぶつかる局面
連合の説明では、ズバイディ氏は船でアデンを離れ、ソマリランドを経由して移動した後、モガディシオ経由で航空機に乗り換え、アブダビの軍用空港に着いたとされる。Reutersは、移動の途中で船舶や航空機の識別が切られたとの主張も報じた。UAEやSTC側が明確な説明を示さない限り、疑念は残り、同盟国同士の牽制が南部の現場に波及しやすい。
背景には、STCが南東部の要衝(ハドラマウト、マフラなど)で影響力を強めたとの報道があり、サウジは国境地帯の安定を優先したい。一方でUAEは、現地パートナーの維持が地域戦略の要になる。強硬に抑え込めば連合の統一は保てる反面、南部の反発や戦線の分散を招きかねず、次の焦点はUAE側が関与を否定・説明するか、リヤド協議の枠組みが維持されるかだ。
参考・出典
- Yemen separatist leader flees with Emirati help, Saudi coalition says
- Saudi Arabia alleges UAE smuggled Yemen separatist leader out of country | AP News
- Yemen's Aidarous Al-Zubaidi fled to Abu Dhabi, says Joint Forces Command of the Coalition | Arab News
- STC chief escaped from southern Yemen, says Joint Forces Coalition
