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小型静止衛星や衛星向けRF製品を手がけるスイスのSWISSto12は2026年9月14日(現地時間)、三菱電機と防衛・宇宙分野で戦略的協業の可能性を検討する覚書を締結したと発表した。これとは別に、日本政府の静止軌道(GEO)向けセキュア通信プログラム用のフェーズドアレーアンテナ製品を三菱電機から受注したことも明らかにした。
防衛・宇宙製品の開発・製造で協業検討
三菱電機も15日、覚書の締結を発表した。両社は、三菱電機の衛星システム開発・製造・インテグレーション技術と、SWISSto12の小型静止衛星や3Dプリンティングによる設計・製造技術を組み合わせる。
検討対象は、民間・軍事の双方で利用できるデュアルユースの静止通信衛星や、3Dプリンティングを用いた小型・軽量の防衛・宇宙向けコンポーネント製品。最適な協業体制やビジネススキームを検討し、日本や海外市場での事業機会創出を目指す。
SWISSto12は、小型静止衛星「HummingSat」と、3Dプリンティングを活用した衛星搭載機器やアンテナ、フィルターなどのRF製品を展開している。
フェーズドアレーアンテナは別契約
覚書とは別に、三菱電機はSWISSto12へ、日本政府のGEO向けセキュア通信プログラムに用いる先進的なフェーズドアレーアンテナ製品を発注した。SWISSto12の発表では、契約金額や数量、納期などの詳細は示されていない。
今回公表された覚書は協業の可能性を検討する段階であり、対象全体の共同開発や製造開始が決まったわけではない。一方、アンテナ製品については個別の契約が成立している。
