ロシア外相が米に警告 イラン攻撃なら「深刻な結果」を招く
中東の緊張が高まる中、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は18日のインタビューで、米国がイランを追加攻撃すれば「深刻な結果」を招くと警告。核施設攻撃の核事故リスクに触れ、イランの平和的核計画を認める解決を模索するよう求めた。また地域の安定と外交的解決の重要性を強調した。
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中東の緊張が高まる中、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は18日のインタビューで、米国がイランを追加攻撃すれば「深刻な結果」を招くと警告。核施設攻撃の核事故リスクに触れ、イランの平和的核計画を認める解決を模索するよう求めた。また地域の安定と外交的解決の重要性を強調した。
核問題を巡る米国とイランの間接協議が17日にジュネーブで実施され、イランは対立回避のための「書面提案」を提示する見通しと米高官が18日に明かした。米側は文書提出を待ち、次回協議の設定や交渉焦点は提案内容次第となる見込み。背景や欧州への影響も注目される。
複数の衛星画像分析で、イラン国内の過去の空爆で損傷した核関連施設や軍事拠点を中心に、コンクリート製防護壁を土で覆うなど防御を厚くする工事が進んでいることが18日までに確認された。米国との緊張下、被害軽減や攻撃回避を狙った対策とみられるとの指摘もある。
中東情勢を巡り、米国がイランへの軍事行動に踏み切る観測が急速に強まっている。アクシオスは18日、関係筋の話として、トランプ政権が「多くの米国民の認識以上に」大規模戦争に近づき、開始時期が想定より早まる可能性があると報じた。地域の緊張や同盟国への影響が懸念されている。
2月17日、スイス・ジュネーブで続く米国とイランの核合意の立て直し協議で、イラン外相アッバス・アラグチは「指針となる原則」に大筋合意したと説明。ただし合意文書の草案づくりは難航し、詳細詰めの作業がなお必要だと述べ、協議は今後も続く見通しで、国際社会の注目が集まっている。
原油タンカー航行に直結するホルムズ海峡で、イラン革命防衛隊(IRGC)が軍事演習を実施。17日に一部海域で数時間にわたり船舶の通航制限がかかり、複数の海外メディアが報じ、国際原油輸送や市場への影響が懸念された。今後の航行安全やエネルギー供給に影響が及ぶか注視される。
世界の原油輸送の要衝ホルムズ海峡でイラン革命防衛隊が16日軍事演習を開始。翌17日に控えた核問題を含む米国との協議を前に、IRGCは「潜在的な安全保障・軍事的脅威」へ即応力強化を狙うと国営メディアが報じた。国際海運や原油価格への影響も懸念される。
路上での抗議弾圧が強まる中、イラン各地で集合住宅の窓やバルコニーから反体制スローガンを叫ぶ「バルコニー抗議」が拡大。2月15日夜にテヘランでも声が上がり、14日には在外イラン人の大規模な反政府デモも行われた。市民の新たな連帯表現として注目され、国際的な関心も高まっている。
スイス・ジュネーブで17日に再開する米国とイランの核問題協議。トランプ大統領は16日、交渉に「間接的に」関与すると表明。イラン側は合意を望むとされ、核合意の行方や米イラン関係、国際社会の対応が注目される。欧州や中東諸国の影響も議論の対象となる見通しだ。
15日公開のインタビューで、イラン外務次官マジド・タフテ・ラバンチは、米国の対イラン制裁解除を交渉の軸かつ前提とし、制裁緩和を条件に高濃縮ウラン備蓄の削減など核開発での譲歩を検討すると述べた、と強調し、制裁解除を巡る協議の前進条件と位置づけた。
イラン核協議では、合意の持続性が最大の焦点となり、イラン外務省の経済外交担当ハミド・ガンバリ次官は2月15日、米国にも迅速かつ高い経済的リターンが必要と指摘。米側が得をする仕組みの導入が交渉の鍵となる可能性が高く、具体的な経済対策が協議の中心となる見込みだ。
米当局者2人はロイターに、トランプ大統領が攻撃を命じた場合に備え米軍がイランに対し数週間にわたる持続的作戦を想定して準備していると明かした。軍事的緊張は再び高まり、17日ジュネーブでの米・イラン交渉での外交的解決の余地が注目され、情勢の行方が注視されている。
首脳級の議論が続くミュンヘン安全保障会議の週末、イラン当局による反政府デモ弾圧に抗議する大規模集会が14日、会場近くのミュンヘンで開かれた。AP通信などによると欧州各地から参加者が集まり、警察推計で20万〜25万人規模に膨らんだ。市民らの抗議の声が響いた。
今年1月の反政府デモで当局がネット接続を遮断したイランで、衛星通信が市民の抜け道になっていた。ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ政権が反体制派の連絡手段確保を目的に衛星通信網Starlinkの端末約6000台を極秘に送り込んだと報じた
米国との核開発協議が再始動する中、イラン上級顧問アリ・シャムハニ氏は2月11日、ミサイル能力を「レッドライン」として交渉対象外と明言。軍事能力を巡る線引きが米側との交渉戦略を左右し、核合意復元や制裁解除に重大な影響を与える可能性がある。中東情勢にも波及する可能性がある。
米国とイランの核問題をめぐる駆け引きが再び熱を帯び、米時間10日(日本時間11日)トランプ大統領はイランに対し、核と弾道ミサイル計画を一体で縛る取引への応諾を迫り「合意を望んでいる。合意しないなら愚かだ」と述べ圧力を強めた。国際社会の関心も高まる。
中東の米軍拠点、カタールのアルウデイド米空軍基地で今月10日までに、パトリオット用ミサイルが固定配置からトラック搭載型発射装置へ移されたことが衛星画像の比較分析で判明。1月以降のイランとの緊張で、基地被害を抑え即応性を高める防空の機動化が進んでいる。
ニューズウィーク日本版が2月11日報じたところによれば、米政府内でイラン産原油を運ぶタンカーの拿捕を新たな圧力手段として検討。中東の海上輸送を巡る緊張は報復の連鎖や海上航行の安全、世界の原油市況の急変を招く懸念がある。専門家は供給網や原油価格の不安定化を指摘している。
イランでノーベル平和賞受賞の人権活動家ナルゲス・モハンマディ氏に、マシャド裁判所が禁錮7年6カ月の追加実刑判決を言い渡したと弁護士が発表。2月7日に判決、8日に公表され、反体制派への締め付けが強まる中での処遇。
ウラン濃縮を巡る扱いが米国との核協議の最大焦点となる中、イラン外相アッバス・アラグチは2月8日、濃縮放棄は「決してない」と明言。戦争の脅しにも屈しないと強調し、交渉再開で高まった緊張緩和への期待を一蹴、核合意や国際交渉の行方に新たな懸念を投げかけた。