本サイトの記事や画像はAIが公的資料や報道を整理し制作したものです。[続きを表示]ただし誤りや不確定な情報が含まれることがありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や他の報道を直接ご確認ください。[私たちの取り組み]
台湾海峡で米軍のイージス駆逐艦と海洋測量船が相次いで通過し、中国軍が全行程を監視したと発表した。通過自体は繰り返されてきた行動だが、双方が正当性を競う構図が固定化し、偶発的な衝突リスクが高まりやすい局面に入っている。
米艦2隻の通過 中国軍が監視と発表
中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は1月16日から17日にかけ、米艦2隻が台湾海峡を通過したと公表した。中国国防省の英語サイトによれば、海空戦力を投入して追跡・監視し、状況を「効果的に管理・対処した」と強調している。つまり、米側の行動を既成事実化させない狙いが前面に出た形だ。
対象とされたのは、誘導ミサイル駆逐艦「USS ジョン・フィン」と、海洋観測・測量を任務とする「USNS メアリー・シアーズ」だと同サイトは説明する。単なる通航に加え、測量船の存在は海底地形や海洋情報が軍事作戦にも直結し得るため、警戒の対象になりやすい。東部戦区が艦種まで名指しした点は、抑止と情報戦の両面を意識した発信といえる。
報道官のシュー・チョンホワ(Xu Chenghua)大佐は、国家の主権と安全、地域の平和と安定を断固として守るとして警戒態勢の維持を示唆した。ここでの「平和・安定」は、実態としては対抗措置の正当化にも使われるため、文言の強さがそのまま緊張度を示す指標になりやすい。
台湾海峡を巡る主張の衝突 偶発事態が最大の懸念
台湾海峡を巡っては、米側が国際法上の航行の自由を前提に活動を続け、中国側は台湾問題を核心的利益として軍事的圧力を強めるという、相反する論理が併走してきた。論点は「通過の可否」だけでなく、誰が地域秩序を定義するかという権威争いに近い。こうした構図では、相手の動きを止められない以上、監視や追尾が常態化しやすい。
現場レベルでの接近・追跡が増えるほど、操艦ミスや誤認、意図しないエスカレーションの余地は広がる。共同通信系の配信を伝えるnippon.comも、中国軍が「全行程を監視した」との発表を紹介しており、発表そのものが抑止のメッセージとして機能している。今後も同種の通過と反発が繰り返される公算が大きく、軍同士の意思疎通の仕組みを実効的に保てるかが、緊張管理の試金石となるだろう。
