サウジアラビア・プリンス・スルタン基地で米軍支援機急増 衛星画像で判明

サウジの米軍基地で支援機が増加 衛星画像から対立の先鋭化が判明

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商用衛星画像の読み取りから、サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地に並ぶ米軍の支援機が、2月17日から21日にかけて目に見えて増えたことが分かった。

プリンス・スルタン基地 支援機増勢

ロイターによると、同基地の高解像度画像では2月21日に少なくとも43機が確認でき、2月17日の27機から4日間で膨らんだ。2月25日の画像では38機に減っており、集中的な増勢の後に一部が移動した可能性がある。

21日の画像には、空中給油機のKC-135や早期警戒管制機E-3(AWACS)などが含まれていた。画像分析を手がける「Contested Ground」のウィリアム・グッドハインド氏は、KC-135が13機、E-3が6機見えるとロイターに説明している。

空中給油機は戦闘機の航続距離と滞空時間を伸ばし、E-3は広域の空域監視と指揮統制を担う。両者が同じ拠点でまとまって動く配置は、攻撃機そのものよりも、作戦を長時間続けるための“土台”づくりを映す。

サウジの立場 米国の選択肢

ロイターは、サウジが先月、イランに対して自国の領空や領土をテヘランへの軍事行動に使わせない意向を伝えたとも報じた。米国は同盟国の政治判断に配慮しつつ、抑止と交渉の両面で態勢を整える必要がある。

また、衛星画像を使った軍事動向の追跡は基地内の航空機にとどまらない。ABCニュースは、地域最大級の拠点アル・ウデイド基地で迎撃ミサイル関連の装備が増えたと伝えており、攻撃能力と同時に報復への備えも厚くしている構図がうかがえる。サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国側の衛星画像公開が米軍の展開を可視化しているとも報じた。

支援機の増勢は、それ自体が攻撃の決定を意味しない一方、偶発的衝突のリスクを押し上げる要因にはなる。可視化が進むほど当事者は「隠して動く」選択肢を失い、示威と抑制の線引きを誤れば、相手の先制回避行動を誘いかねない。緊張管理には、外交の時間軸と軍の即応態勢を同じ論理で結びつけない運用が求められる。

参考・出典

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