米・イラン協議再開で イスラエル首相が核施設解体を要求

イラン核協議で不協和音、ネタニヤフ首相が施設解体を主張 米に伝達

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米国とイランの核協議が再開するなか、合意の中身をめぐり米・イスラエル間の温度差があらためて浮かんだ。ネタニヤフ首相は15日、先週トランプ大統領に対し、濃縮停止だけでは不十分で、核施設の解体まで盛り込む必要があると伝えたと明らかにした。

合意条件 濃縮停止超え核施設解体

発言は、米国の主要ユダヤ系団体の代表が集まる会合での講演で出た。ネタニヤフ氏は、合意が目指すべき「終着点」を厳格に定義すべきだという立場を示し、核関連インフラを残したままの「凍結」には懐疑的だと訴えたとアルジャジーラが伝えた。

同氏は「濃縮能力」そのものをなくす必要があるとし、設備やインフラの解体を求めた。加えて、濃縮済み物質の国外搬出、弾道ミサイル問題、実効的な査察体制などを条件に挙げたとも報じられている。

米イラン間接協議再開 イスラエル警戒

米国とイランは、仲介国を通じた間接協議を続けている。AP通信によると、米側は外交での解決を優先しつつ、イランに濃縮放棄を求める姿勢を崩していない。一方、イラン側は制裁解除と引き換えに制限を協議する構えを見せるが、濃縮の扱いは最大の争点になっている。

ネタニヤフ氏は、トランプ氏との会談でも協議の拡張を促してきた。ニューズウィーク日本版(ロイター)によれば、核協議を前に「履行の見込みは小さい」といった趣旨の警戒感を示した経緯もある。協議の枠組みが核に限定されるのか、ミサイルや地域武装勢力への支援まで含むのかも、各国の利害を分ける。

交渉を前に進めるには、濃縮をどこまで認めるのか、どの範囲をどの頻度で検証するのかを、破綻しにくい形で組み直す必要がある。同盟国の安全保障上の懸念を放置すれば、合意が成立しても地域の軍事的緊張は下がりにくい。逆に条件を過度に硬くすれば、制裁と対立の固定化が続き、偶発的衝突のリスクが残る。

参考・出典

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