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イラクの次期首相人事を巡り、米国が支援停止を持ち出す異例の圧力が表面化した。トランプ米大統領は現地時間27日(日本時間28日)、ヌーリ・マリキ元首相が再び首相に選ばれた場合、米国はイラクを「もはや支援しない」と警告した。
マリキ再登板けん制 支援打ち切り示唆
トランプ氏は自身のSNSに「偉大な国イラクが、マリキ氏を再び首相に据えるという非常に悪い選択をするかもしれないと聞いている」と投稿した。アルジャジーラによると、前回のマリキ政権下で同国が「貧困と完全な混乱」に陥ったとして「同じことを繰り返してはならない」と強調した。
さらに「彼の異常な政策とイデオロギーのため、彼が選出されれば米国はもはやイラクを支援しないだろう」と書き込んだ。支援がなければ成功の可能性は「ゼロ」だとも主張し、首相選出を対米関係の前提条件のように位置づけた。
マリキ氏は2006〜2014年に首相を務めた政治家で、次期政権づくりの駆け引きの中で名前が再浮上している。AP通信は、主要な政治勢力がマリキ氏を推す動きがあると伝えている。
政権形成に外圧 対イラン綱引き
アルジャジーラは、イラクが米国とイランの双方と関係を保つ「綱渡り」を続ける中で、米側がイラン寄りと見なす勢力の影響力を抑え込もうとしている点に注目する。また、米側は首相選出はイラクの決定だとしつつ、米国も自国の利益に沿って対応を決めるとの趣旨のメッセージが出ているという。
The Nationalも、トランプ氏の投稿が「支援」と「成否」を直接結びつけ、首相人事が二国間関係の争点になったと報じた。イラク側の政権協議は国内要因が主軸だが、対外関係が候補者選別に影響し得る構図が改めて浮き彫りになっている。
支援や影響力をテコに他国の政治判断へ踏み込む動きは、短期的には特定勢力の抑止に働き得る一方、国内の正統性をめぐる対立を深め、政府形成の不安定化を招きやすい。中東の権力均衡が揺れる局面ほど、外圧は「抑止」ではなく「分断の燃料」になりやすい点が問われる。
