バンス米副大統領がハンガリー・ブダペストで演説、EU対ウクライナ支援巡り対立

米バンス副大統領、ブダペスト演説 原油停止とEUウクライナ支援巡る対立表面化

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バンス米副大統領がブダペストで演説し、ハンガリーとウクライナの対立が米欧を巻き込む争点として一段と表面化した。ホワイトハウスの公式ページには、バンス氏のブダペスト演説の動画ページが4月7日付で掲載されている。対立の中心には、ロシア産原油を運ぶドルジバ・パイプラインの停止と、それに絡むEUの対ウクライナ支援の扱いがある。

ハンガリーが融資阻止を表明 原油輸送停止が対立の実務面に

AP通信が伝えたところでは、ハンガリー政府はドルジバ・パイプライン経由の原油輸送が再開するまで、900億ユーロ規模のEUの対ウクライナ融資を阻止する方針を示した。エネルギー供給の問題が、EUの支援実務を直接止めかねない段階に入った形だ。

同じAP通信記事では、ハンガリーとスロバキア向けのロシア産原油輸送は1月27日以降止まっている。ウクライナ側はロシアのドローン攻撃でパイプラインが損傷したと説明している一方、ハンガリー側は選挙に影響を与える意図的な停止だと主張しており、停止の性格をめぐる見解は食い違ったままだ。

ゼレンスキー氏発言に反発 欧州委は米側へ懸念伝達の構え

別のAP通信記事では、ゼレンスキー大統領がパイプライン修理に消極姿勢を示しつつ、必要なEU融資を「一人の人物」が妨げないことを望むと述べたとされる。さらに同氏は、妨害者の住所をウクライナ軍に伝えることができるという趣旨の強硬な発言も行っており、これに対し、アルジャジーラに掲載されたロイター記事の要旨では、ハンガリー政府がウクライナは選挙結果に影響を与える意図で原油供給を止めていると主張し、バンス氏もその文脈でゼレンスキー氏の対オルバン発言を「言語道断」と非難した。

同じ要旨では、欧州委員会の報道官がバンス氏の発言を受け、外交ルートを通じて米側に懸念を伝える考えを示した。ルモンド英語版の記事要旨によると、ハンガリーの総選挙は4月12日に予定されており、バンス氏の訪問は選挙戦終盤と重なった。

パイプライン停止をめぐる対立は、エネルギー供給だけでなく、ハンガリー総選挙、EUの対ウクライナ支援、米欧の足並みまで絡む問題に広がっている。原油輸送の再開と融資の扱いをどう動かすかが、選挙後の関係を見通すうえで大きな材料になりそうだ。

参考・出典

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