イーロン・マスク氏がAI企業xAIを組織再編 米SpaceX取得後の人事混乱

xAIが組織再編、マスク氏表明 SpaceX統合下で創業者の退社相次ぐ

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共同創業者の退社が続くなかで、急成長するAI企業の足元が揺れている。イーロン・マスク氏は現地時間11日(日本時間12日)、人工知能(AI)企業xAIの組織再編を進めると明らかにした。今月2日に宇宙開発企業SpaceXがxAIを取得し、統合を打ち出してから約1週間余りでの動きとなる。

xAI組織再編 共同創業者の離脱相次ぐ

再編の背景には、創業メンバーの流出がある。米メディアThe Vergeによると、共同創業者12人のうち残るのは6人にとどまり、直近でもジミー・バ氏、ウー・ユーハイ(トニー・ウー)氏らが離れた。中核人材の入れ替わりが続けば、開発の継続性や社内統制への不安が広がりやすい。

米メディアTechCrunchによれば、マスク氏は全社員会議で「一定の規模に達したため、より効果的に機能するよう再編する」と説明した。企業の成長局面が変われば求められる役割も変わり、初期段階に向く人材が後期に合わない場合がある、という趣旨の発言も伝えられている。

SpaceX統合後の体制 「Grok」軸に4チーム

再編後の枠組みとして、対話型AI「Grok」、コーディング向けモデル、画像・動画生成、複数の自律エージェントで業務を回す構想「Macrohard」の4領域に分ける案が示された。プロダクト別に責任と意思決定を切り分け、開発速度を上げる狙いがある。

統合そのものは今月2日に公表され、ガーディアンなどによると企業価値は合算で約1.25兆ドル規模とされた。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが紹介したロイター報道では、AIの計算資源と電力確保をめぐり、宇宙側にデータセンター機能を広げる構想も統合の理由として語られている。

事業の成否は、巨大資本と計算資源を前提にした「規模の競争」で決まる局面が強まっている。再編は速度を上げる手段だが、短期の人材流動は品質管理や説明責任の空白も生み得る。成長と統制を同時に満たす運営へ移れるかが避けられない課題だ。

参考・出典

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