日本

日本で起きている出来事を、表面的なニュースで終わらせず、背景・制度・社会構造まで掘り下げて整理します。
政治・経済・テクノロジー・暮らしに関わる話題を中心に、「なぜ起きたのか」「これから何が変わるのか」など分かりやすく解説。
国内ニュースを「理解できる情報」に変換します。

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国内通信会社のIP回線悪用で、海外から偽警察通話200万件

国内通信会社のIP回線悪用で、海外から偽警察通話200万件

受話器の向こうで「警察ですが」と名乗る声に、思わず身構える人は多いだろう。ところが、その一部は海外からインターネット経由で送られた偽の声だった。国内の通信会社が提供したIP電話の1回線を足がかりに、2025年2〜3月だけで公的機関を装った通話が約200万件もばらまかれていたことが分かった。実際に被害に遭った人もおり、見えない通信網のほころびが、暮らしの足元を揺らしている。

政府、不動産登記に所有者国籍の記載を検討 都市部価格実態を把握へ

政府、不動産登記に所有者国籍の記載を検討 都市部価格実態を把握へ

登記簿の見本を前に、担当者たちが新しい欄の位置を指でなぞる。いま政府内では、不動産登記に所有者の国籍を記入することを義務付けるかどうか、静かに議論が進んでいる。氏名や住所は載っていても国籍は分からないという現行制度を見直し、マンション価格の高騰が続く都市部の実態を、数字でつかもうとする試みである。

上野動物園のパンダ、シャオシャオとレイレイ 中国紙が「日本から消える」と報道

上野動物園のパンダ、シャオシャオとレイレイ 中国紙が「日本から消える」と報道

ガラス越しにスマホを構えた人たちが、ゆっくり竹をかじる双子の姿を追っていた。東京・上野動物園のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイだ。その裏側で、中国の新聞は「日本からパンダが姿を消すかもしれない」と伝える。動物たちの穏やかな息づかいと外交の緊張が、静かに重なっている。

政府21兆円規模の大型減税を閣議決定へ、国債利回り上昇を警戒

政府21兆円規模の大型減税を閣議決定へ、国債利回り上昇を警戒

官邸で開かれた与党幹部への説明会では、担当閣僚が分厚い資料を机に置き、経済対策の全体像を語り始めた。焦点は、所得税の「年収の壁」見直しやガソリン税の暫定税率廃止を含む大型減税だ。政府はこれらを柱とする総合経済対策を、2025年11月21日に閣議決定する準備を進めている。規模は減税効果も含めておよそ21兆3000億円と見込まれ、コロナ禍後で最大の対策になる。一方で、財政拡張を警戒する投資家の間では、…

中国で日本関連イベント24件中止 ジェトロが影響を初公表

中国で日本関連イベント24件中止 ジェトロが影響を初公表

記者からの質問が続く会見場で、日本貿易振興機構(ジェトロ)の担当者が静かに紙をめくった。2025年11月20日、同機構が関わる中国でのイベントなどが、これまでに24件取りやめになったと明らかにしたのである。きっかけは、高市早苗首相が国会で台湾有事を「存立危機事態になり得る」と述べ、中国側が強く反発した一連の動きだ。数字だけを見れば小さく映るかもしれないが、現場では準備を進めてきた担当者や参加予定だ…

在日台湾同郷会ら、在日少数民族団体が高市首相の台湾有事発言を支持

在日台湾同郷会ら、在日少数民族団体が高市首相の台湾有事発言を支持

キーボードを打つ音が静かな会議室に響いた。中国政府の反発が続くなか、在日台湾同郷会など在日台湾人の団体とチベット、ウイグル、南モンゴル、香港、民主中国の各団体が2025年11月19日、高市早苗首相の台湾有事発言を支持する共同声明を公表した。それぞれが故郷で続く抑圧への危機感から、日本の議論を後押ししようとしている。

大分・佐賀関で大規模火災 発生から36時間、住民は不安抱え避難生活続く

大分・佐賀関で大規模火災 発生から36時間、住民は不安抱え避難生活続く

折り畳み椅子に腰を下ろした高齢の住民が、濡れた靴をそっと脱いでいた。大分市佐賀関の避難所には、突然の火の手から逃れてきた人たちが身を寄せ合っている。2025年11月18日に起きた大規模火災は、発生から1日半が過ぎても完全には鎮まらず、住宅と山林を巻き込みながら地域の暮らしを深く傷つけている。

理化学研究所、NVIDIA GPU「Blackwell」搭載量子HPC連携スーパーコンピュータ導入へ

理化学研究所、NVIDIA GPU「Blackwell」搭載量子HPC連携スーパーコンピュータ導入へ

理化学研究所計算科学研究センターのサーバ室に、量子コンピュータとスーパーコンピュータを結ぶ新しい装置が加わろうとしている。2025年11月18日に公表された「量子HPC連携プラットフォーム向けスーパーコンピュータ」は、NVIDIAの最新GPUを核に、量子計算と高性能計算を一体的に扱うための土台となる計画だとされる。

Uber Japan「荷物だけ」を運ぶ新サービス クーリエ開始、22都道府県で即配達

Uber Japan「荷物だけ」を運ぶ新サービス クーリエ開始、22都道府県で即配達

スマートフォンの配車アプリを開くと、車ではなく荷物を運ぶ新しいボタンが並ぶ。Uber Japanは2025年11月19日、配車アプリ「Uber」から荷物だけを呼び出せる即時配送サービス「Courier(クーリエ)」を始めた。Uber Eatsの配達網を使い、平均30分ほどで家族への忘れ物や友人への贈り物、店の商品などを22都道府県で届ける仕組みだ。

英ロンドン会議で調査会社ガートナー予測、データセンター電力が2030年に倍増へ

英ロンドン会議で調査会社ガートナー予測、データセンター電力が2030年に倍増へ

ロンドンのカンファレンス会場で、スクリーンに映るグラフの線がぐっと跳ね上がった。ガートナーのアナリストが示したのは、世界のデータセンターがこれから使う電力の急増ぶりだ。2025年に電力需要が前年より16%増え、2030年にはほぼ倍になるという予測である。背景には、生成AIの学習や推論を支える「AI最適化サーバー」の急増がある。日本の企業にとっても、クラウドやAI基盤をどこに、どのような電源とともに…

「史実と異なる」日本で論争 中国大使館投稿が呼び起こした歴史の火種

「史実と異なる」日本で論争 中国大使館投稿が呼び起こした歴史の火種

在日中国大使館のX公式アカウントは14日、盧溝橋事件を日本軍の入念な謀略と位置づけ、中国への全面侵攻の出発点だったとする投稿を行った。この見方に対し、日本では「史実と違う」との反発や、経緯を説明しようとする解説記事が相次いでいる。銃声が響いたあの夜、何が起きていたのか。研究者たちが積み上げてきた像をたどる。

京都府警、他人名義デビットで腕時計購入の中国籍留学生ら逮捕

京都府警、他人名義デビットで腕時計購入の中国籍留学生ら逮捕

スマホ画面に届いた配送完了の通知を合図に、宅配業者が玄関前に箱を置く。そんな当たり前の光景が、刑事たちには重要な手掛かりになったという。京都府警捜査5課と下鴨署は19日、他人名義のデビットカードで腕時計を購入したとして、中国籍の27歳の留学生の男と47歳の無職の女を逮捕した。2人は京都市北区と兵庫県伊丹市の住宅で暮らしていた。

防衛省の防衛研究所が警告、中露北の連携がインド太平洋の安全を脅かす

防衛省の防衛研究所が警告、中露北の連携がインド太平洋の安全を脅かす

報告書が公表された会見場で、分厚い冊子のページが静かにめくられていった。防衛省のシンクタンク、防衛研究所が2025年11月20日にまとめた「中国安全保障リポート2026」は、中国とロシア、北朝鮮の結び付きが、台湾や東・南シナ海、朝鮮半島を含むインド太平洋の安全保障を揺らしていると警鐘を鳴らす。

中国SNSで拡散、北京の日中局長級協議後映像が対日反発を呼ぶ

中国SNSで拡散、北京の日中局長級協議後映像が対日反発を呼ぶ

会議室を出た2人の局長が、硬い表情のまま廊下を歩き始める。北京の中国外務省庁舎で2025年11月18日に行われた日中局長級協議の直後、その数秒間を切り取った映像が、中国のSNSで一気に広がった。画面には、両手をポケットに入れたまま話す中国側の劉勁松アジア局長と、その隣で頭を傾ける日本の金井正彰アジア大洋州局長の姿が映る。この場面は「日本側が頭を下げている」と解釈され、高市早苗首相の台湾有事発言に反…

愛知県警が摘発 愛媛と神奈川の高校生2人が楽天回線2100件超不正契約か

愛知県警が摘発 愛媛と神奈川の高校生2人が楽天回線2100件超不正契約か

楽天モバイルの契約システムの裏側で、知らないうちに回線だけが増えていく状態が続いていたという。その中心にいたのは、大人ではなく地方に暮らす2人の男子高校生だった。愛知県警サイバー犯罪対策課は19日までに、楽天モバイルのシステムへ他人の情報で接続し通信回線を契約した疑いなどで、愛媛県新居浜市の18歳と神奈川県平塚市の17歳を相次いで逮捕した。不正に作られた回線は少なくとも2100件を超え、一部は犯罪…

群馬アパートに捜査員突入 空き家狙う窃盗グループ11人逮捕

群馬アパートに捜査員突入 空き家狙う窃盗グループ11人逮捕

玄関の扉が開き、捜査員たちが無言のまま細い廊下を進んでいく。2025年11月19日朝、群馬県大泉町のアパートで、埼玉県警が窃盗グループの拠点とみる部屋への家宅捜索に踏み切った。同日までに、一般住宅や空き家を狙った連続窃盗事件への関与が疑われる20〜30代の男女11人が、住居侵入や窃盗などの容疑で逮捕された。いずれも県北部などを拠点とするグループの一員とされる。

東京大学が臓器透明化で脳全体の神経活動を解析、8割領域に1日周期のリズムを検出

東京大学が臓器透明化で脳全体の神経活動を解析、8割領域に1日周期のリズムを検出

透明化したマウスの脳をライトシート顕微鏡が静かに走査し、記録は脈のような高まりを描いた。東京大の上田泰己教授らが、独自技術CUBIC(臓器を透明化して3次元化する手法)で脳全体の神経活動を解析し、約8割の領域に1日周期のリズムを見いだした。論文は2025年11月14日、米科学誌サイエンスに掲載された。脳疾患の理解や創薬に新たな地図を与える成果だ。

NEC、次世代サイバー司令塔「CyIOC」提供開始 AIで攻撃予兆から対応

NEC、次世代サイバー司令塔「CyIOC」提供開始 AIで攻撃予兆から対応

NECがサイバー対策の司令塔を据えた。2025年11月17日、同社は独自のインテリジェンスとAIを融合した次世代サービス「CyIOC(サイオック)」の提供開始を発表した。国内外で事業を展開する企業を標的とする攻撃の予兆把握から対応まで、サプライチェーンも含めて守りを厚くする狙いだ。

東武鉄道が日立と協創合意、日立のHMAXで検査自動化し運行効率化

東武鉄道が日立と協創合意、日立のHMAXで検査自動化し運行効率化

検査ラインにカメラが動き、端末にデータが流れ込む。東武鉄道と日立製作所が2025年11月11日、車両メンテナンスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める協創に合意した。日立のデジタルアセットマネジメント基盤「HMAX」を本格活用する国内初の事例とし、検査の自動化や作業最適化で持続可能な運行をめざす。

JFEとJ&T環境、小型ガス化炉が始動 廃棄物から化学原料へ“次の実証段階”へ

JFEとJ&T環境、小型ガス化炉が始動 廃棄物から化学原料へ“次の実証段階”へ

テープが切られ、計器をのぞき込む手元が一瞬止まった。2025年11月12日、JFEエンジニアリングとJ&T環境が、廃棄物ガス化技術を軸にした廃棄物ケミカルリサイクルの小型炉実証設備の竣工式を開いた。計画は装置という“現場”を得て、廃棄物から化学原料を生み出す挑戦が次の段階へ歩みを進めた。

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