中露軍機9機が韓国防空識別圏に進入 韓国軍が戦闘機を緊急発進
韓国軍は12月9日午前、中国とロシアの軍用機計9機が韓国の防空識別圏「KADIZ」に進入したとして空軍戦闘機を緊急発進。航空機は約1時間後に圏外へ退出し、韓国側は領空侵犯はなかったと説明した。
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韓国軍は12月9日午前、中国とロシアの軍用機計9機が韓国の防空識別圏「KADIZ」に進入したとして空軍戦闘機を緊急発進。航空機は約1時間後に圏外へ退出し、韓国側は領空侵犯はなかったと説明した。
リトアニア政府は、ベラルーシから飛来する観測気球が大量のたばこを密輸しビリニュス空港を閉鎖するなど公共の安全と航空秩序を脅かすとして全国で緊急事態を宣言。政府はこれを「ハイブリッド攻撃」と位置付け軍の追加権限を導入する方針を示し、国際社会に協力を呼びかける。
米司法省は、エヌビディアの先端GPU「H100」「H200」を中国へ密輸しようとしたとして中国系の男2人を拘束、輸出管理違反などで訴追。先端半導体の軍事転用をめぐる米中対立は、正式許可に加え密輸ネットワーク封じが焦点となっている。摘発は密輸網封じの重要な一手とみられる。
ゲラシモフ参謀総長は、ロシア軍が全戦線で前進し、ドネツク州ミルノフラードで包囲したウクライナ部隊の撃破をプーチン大統領から命じられたと表明。ロシアは町の建物3割超制圧と近隣のポクロウシク掌握を主張する一方、ウクライナは陥落や包囲を否定し防衛と反撃継続と説明。
オーストラリア政府はボーイング・ディフェンス・オーストラリアと無人戦闘機MQ-28A「ゴーストバット」6機を約14億豪ドル(約9.3億ドル)で取得契約。AIM-120実射で能力向上が示され、本格配備と自律型ドローンによる広域防衛の役割が焦点に。
米フォードがルノーと戦略提携。ルノーのEV子会社アンペールのプラットフォームと仏北部工場を使い、フォードブランドの手頃な小型EV2車種を2028年前半に欧州で発売予定。中国勢の低価格EVに対抗し、欧州消費者の選択肢を広げる狙いだ。生産効率や共同開発でコスト抑制を図る。
ゼレンスキー大統領はロンドンの首相官邸で英仏独首脳と米国主導の和平案を協議、ロシア侵攻の終結を模索する中、領土放棄を拒否し「一片たりとも譲らない」と強調。交渉の行方は国際社会の支援と安全保障にも影響する。
米国が公表した新たな国家安全保障戦略に関し、EUのアントニオ・コスタ欧州理事会常任議長はブリュッセル会合で欧州政治への介入示唆に強い懸念を示し、どの政党を選ぶかは欧州市民の判断だと主張。新戦略は同盟維持と主権保護の両立を問う課題を突きつける。
トランプ米大統領は12月8日、EUがイーロン・マスク氏のSNS「X」に科した1億2000万ユーロの制裁を「ひどい決定だ」と批判。詳細は把握していないとしつつ、移民や規制を巡る欧州の進路に疑問を呈し「非常に悪い方向に進んでいる」と指摘した。背景に移民・規制問題を挙げた。
与信調査会社クレジットリフォームは8日公表の調査で、2025年のドイツ企業倒産件数が約2万3900件と予測、前年比8.3%増で2014年以来の水準。景気低迷の長期化で企業の足元が脆弱化し、中小企業や雇用への影響が改めて懸念され、財務基盤の弱い企業が特に影響を受けやすい。
南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領はANC会合で、白人の人種的優越を掲げる思想がアパルトヘイト後の国家統合や主権、外交関係を揺るがすと警告。白人が組織的に迫害されているとする主張を「虚構」と断じ、政府や市民社会が国内外でこれを否定する取り組みを強化する必要性を訴えた。
米議会のNDAA案は、軍用電子ディスプレーの中国など海外依存を2030年までに解消する義務を国防総省に課す。採決が今週迫ると、成立すればサプライチェーン再編や投資増、同盟企業への受注機会拡大と負担増が表面化する。可決後は大統領署名で成立の見通し。
タイ軍は12月9日、カンボジアとの国境沿いで新たに進入したカンボジア軍部隊を排除する作戦を進めると発表。カンボジア国防省は8日夜〜9日朝の砲撃で民間人2人が死亡、自国側死者は少なくとも6人に増え、停戦が揺らぐ国境では砲撃を避けて逃げる住民の列が続いている
イスラエル当局が東エルサレムのUNRWA施設(今年初めから空きビル)に警察と市職員を送り込み捜索・備品を差し押さえ。市は固定資産税未払いを理由とするが、UNやUNRWAは免税・施設不可侵を定めた国際条約違反として強く抗議、人道支援と主権の対立が浮上。
イスラエル軍は9日、レバノン南部でヒズボラ関連のインフラや精鋭ラドワン部隊の訓練施設を空爆したと発表。レバノン国営通信も南部各地での一連の空爆を報じ、停戦合意から1年余りを経ても国境地帯の緊張はくすぶり続けている。地元住民や国際社会の懸念が高まっている。
中国訪問中のワーデフール独外相は、レアアースなど戦略物資の中国の輸出規制が電気自動車や風力発電を担う欧州産業の競争力を脅かすと指摘。調達不安が供給網や投資に影響し、依存を減らす多角化と国際ルール整備を訴え、EUのサプライチェーンや投資判断への懸念も表明した。
EUの産業政策「バイ・ヨーロピアン」に対し、チェコやフィンランドなど9加盟国が12月8日、ブリュッセルの競争力閣僚理事会に合わせ、価格高騰や供給網の混乱、域内優先の影響を懸念して慎重な検討を共同で求める文書を提出した。政策の影響評価や代替案の検討も求めている。
トランプ大統領は8日、SNSで今週中にもAI承認手続きの大統領令に署名すると表明。全50州でばらばらの規制を連邦の「ワンルール」にまとめ、産業・研究分野での米国の主導権確保を目指す一方、州の権限や安全対策を巡る議論を呼んでいる。批判や調整の必要性も指摘されている。
トランプ政権が台湾情勢を重視した新たな国家安全保障戦略を公表すると、中国外務省は8日、台湾問題は内政であり主権と安全を断固守ると強調。米国と同盟国による台湾防衛力強化の動きに対し改めて一線を示し、外部勢力の干渉を警告した。また地域の安定にも強い関心を示した。
欧州主要首脳はロンドンで、ロシアの凍結資産を担保にウクライナ向け最大900億ユーロの大規模融資枠を年内合意へ調整する一方、戦後の安全保障を巡る米欧の溝は依然深く、「誰がどのように使うのか」を巡る議論が欧州の納税者や金融システムの安定性にも影響する。