中国外務省、米軍のベネズエラ大統領拘束に抗議 即時釈放要求

中国政府が即時釈放要求、米国のマドゥロ氏拘束に重大懸念

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米軍がベネズエラでマドゥロ大統領と妻を拘束し、米国へ移送したことを受け、中国政府は「即時釈放」を改めて求めた。2026年1月5日時点で、中国外務省は定例記者会見などで、米国の行動は国際法に反するとして重大な懸念を表明し、現地の治安状況も注視していると述べている。

「即時釈放」要求、対話路線を強調

中国側の主張の柱は二つある。第一に、米国がマドゥロ氏夫妻を「力で連れ出した」ことは国際法や国連憲章の原則に反するという見立てだ。中国外務省報道官は、身柄の安全確保と即時釈放を求め、政権転覆をやめて対話と交渉で解決すべきだとした。

第二に、ベネズエラとの関係を「積み上げてきた対話と協力」として守る姿勢である。記者会見の場では、米国の軍事行動後の治安の見通しや、今後の外交ルートを問う質問が相次いだ。中国の王毅外相も、別の外交日程で「一国が世界の裁判官のように振る舞うことは受け入れられない」との趣旨を語ったと報じられている。

米国の「法執行」主張と、国連の場に移る争点

一方、米側は作戦を「法執行」の延長線上に位置づけ、マドゥロ氏は麻薬取引などをめぐる罪で米国の裁判手続きに入る見通しだ。Reutersなどによると、マドゥロ氏は1月5日にニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁に出廷する予定で、妻も同時に拘束された。遠い国の政治危機のようでいて、舞台は米国内の法廷に移っている。

争点は「容疑者の引き渡し」ではなく、「軍事力による拘束」が許されるのかに広がる。国連安全保障理事会(安保理)では緊急会合が見込まれ、中国やロシアも開催を後押ししたとされる。中国に残る選択肢は、安保理や二国間協議での働きかけを通じ、釈放と対話の枠組みを求め続けることだが、米国がどこまで応じるかは不透明のままだ。

参考・出典

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