中国、南シナ海・羚羊礁で滑走路建設加速 衛星画像で進展、2027年半ば初着陸予測

中国、南シナ海・羚羊礁で滑走路建設加速 衛星画像で進展、2027年半ば初着陸予測

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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中国が南シナ海のパラセル諸島・羚羊礁で進める滑走路建設が、舗装前の地盤整備段階に入っていることが9月25日撮影の衛星画像で確認された。ロイターが2026年10月2日付で報じた。画像には整地、砂利やコンクリートの集積、地盤締め固め作業、資材を積んだはしけが新設埠頭へ向かう様子が写っている。

舗装前の地盤整備進む、初着陸は専門家予測

商業衛星画像会社Vantorの画像分析担当者らと、OSINT分析者のダミアン・サイモン氏は、現場のクレーンについて、埋め立て地や軟らかい地盤を舗装前に締め固めるための機材と説明している。

PLATracker創設者のベン・ルイス氏は、南沙諸島のファイアリークロス礁で2015年に建設された3kmの滑走路を参考に、羚羊礁では2027年前半に舗装が進み、同年半ばまでに初着陸が行われる可能性があると予測した。これは中国政府が公表した工程ではなく、3kmという長さも羚羊礁の滑走路の仕様を示すものではない。同氏は、弾薬や燃料の貯蔵施設とみられる掘削兆候はまだ確認していない。

海南島への接近経路、防護強化の可能性

ロイターが取材した軍事担当外交官や安全保障アナリストは、将来の基地が中国艦艇や軍用機の展開範囲を広げ、核弾頭を搭載する弾道ミサイル原子力潜水艦が配備される海南島への接近経路の防護にも役立つ可能性を指摘している。

中国政府は羚羊礁に新たな軍事基地を建設しているとは公表していない。中国外交部は島礁での建設について、生活・勤務条件や地域経済の改善が目的と説明しており、国営メディアは気象予報や海洋・科学研究などの民生用途を挙げている。

一方、ベトナム外務省は8月28日、羚羊礁での中国の造成・建設に反対し、中止を要求した。中国外交部は9月3日、建設は自国領内での主権上の権利だとして反論した。中国は1974年以降パラセル諸島を実効支配しており、ベトナムと台湾も領有権を主張している。

参考・出典

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