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ロイターは2026年8月19日、中国が領有権争いのある南シナ海・西沙諸島の羚羊礁で進める人工島造成について、第1期工事が完了したとみられると報じた。衛星画像ではしゅんせつ船やはしけが現場を離れ、埋め立て後の恒久インフラ整備が進む様子が確認されている。
しゅんせつ船が離れ、岸壁やヘリポートを確認
ロイターによると、少なくとも6カ月の作業後、しゅんせつ船とはしけが現場を離れた。7月19日撮影の画像では南東部で建物建設が始まり、ヘリポートも確認された。約680mの岸壁は深水港に面し、7月8日の画像では中国海警局の船が接岸している。
中国政府は新たな軍事基地の建設を公に認めておらず、中国国営メディアは気象観測や科学研究など民間利用を説明している。「第1期」に含まれる具体的な工事範囲や、中国当局による完工発表は確認されていない。
最新分析では滑走路とみられる掘削も
AMTIは8月14日、埋め立て・しゅんせつ作業は完了したように見え、最終的な陸地面積を1458エーカーと推計した。3月時点には1490エーカーと推計していた。北西側では滑走路建設の初期段階とみられる掘削が始まったと分析したが、舗装材はまだ敷かれておらず、工事は一部に限られる。
羚羊礁を含む西沙諸島は中国が実効支配し、中国、台湾、ベトナムが領有権を主張している。ベトナム外務省は3月、羚羊礁での中国の活動に反対すると表明した。
専門家は将来的な軍事利用の可能性を指摘するが、現時点で滑走路やミサイル施設などの完成、兵器の配備、軍事運用開始が確認されたわけではない。
