米国半導体工業会が予測 AI投資で世界市場は1兆ドルに迫る

世界半導体市場、26年に1兆ドル到達へ AI投資が急成長牽引

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世界の半導体市場が、AI向け投資を追い風に「1兆ドル産業」へ近づいた。米国半導体工業会(SIA)は2月6日、2025年の世界半導体販売額が前年比25.6%増の7917億ドルとなり、26年は約1兆ドルに届く見通しを示した。データセンター増設の勢いが続き、供給網や電力制約まで含めた投資競争が強まっている。

25年売上最高更新 7917億ドル

SIAによると、25年の世界販売額は24年の6305億ドルから大きく伸び、年間として過去最高を更新した。四半期ベースでも伸びが目立ち、25年第4四半期は2366億ドルで前年同期比37.1%増、前期比13.6%増だった。

月次はWSTS(世界半導体市場統計)が集計する3カ月移動平均で、25年12月は789億ドルと、11月比で2.7%増だった。製品別ではロジックが3019億ドルで最大カテゴリーとなった。地域別の年間伸び率はアジア太平洋などが45.0%増、米州が30.5%増、中国が17.3%増、欧州が6.3%増で、日本は4.7%減だった。

AI投資が牽引 26年1兆ドル視野

26年の約1兆ドル見通しについて、SIAのジョン・ニューファーCEOは、AIに加えIoT、6G、自動運転などが需要を押し上げるとの認識を示した。米国内の半導体基盤を強める政策対応も求めている。

周辺産業でも先行投資の動きが広がる。フィナンシャル・タイムズは、露光装置大手ASMLがAI需要を背景に26年の売上高見通しを強気に示したと報じた。米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、InfineonもAI向け需要を見込み、26年度の投資を積み増す方針だ。装置、電源、メモリまで含めた裾野の広がりが、見通しの前提になっている。

半導体需要の中心がAI計算とメモリに寄り、景気循環よりもインフラ投資の波に左右される局面に入った。1兆ドルは通過点で、電力・水・人材まで含めた供給力の底上げと、地域間の成長差をどう埋めるかが最大の焦点となる。

参考・出典

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