ヒラリー・クリントン元国務長官、ドイツ・ミュンヘンでエプスタイン文書公開継続要求

ヒラリー氏、エプスタイン文書「恐ろしい情報」 公開継続求める

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司法省が公開を進める「エプスタイン文書」をめぐり、政界に緊張が走っている。CNNによると、ヒラリー・クリントン元国務長官は2月14日、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議で「憂慮すべき実に恐ろしい情報」が明らかになりつつあると述べ、文書の継続公開を求めた。

司法省エプスタイン文書公開 クリントン氏「恐ろしい情報」

クリントン氏は、文書に欧米の指導者らの疑惑が記されていることが「価値観」に与える影響を問われ、日を追って公開が進むことを望むと語った。発言は、欧州でも王族や政府関係者が対応に追われる状況を踏まえたものだという。

問題の文書は、性犯罪で起訴され勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏をめぐる捜査・裁判関連の記録だ。エプスタイン氏は未成年者を含む女性への性的搾取で訴追され、2019年に拘置中に死亡した。関係者の名前が「登場する」だけでも波紋が広がりやすく、政治的な応酬に転びやすい性格を持つ。

司法省は、パメラ・ボンディ司法長官の下で文書の機密解除と公開を進めてきた。司法省の発表では、2025年2月に「第1段階」として証拠リストやフライトログ、連絡先名簿などを公開し、被害者保護のため一部を黒塗りにしたとしている。

公開文書拡大 欧米エリート波紋

公開規模は拡大している。ガーディアンは、司法省が1月末に300万ページ超の追加資料を公開し、動画や画像も含まれる一方で、広範な編集が施されたと伝えた。透明性と被害者のプライバシー保護の両立が、運用上の焦点になっている。

影響は米国内にとどまらない。AP通信は、文書からエプスタイン氏がノーベル平和賞委員会の元責任者とのつながりを誇示し、各国の著名人に接近していた様子がうかがえると報じた。欧州の指導層が神経を尖らせるのは、疑惑の中身以前に「誰の名が、どんな文脈で出るか」が国際的な信用に直結するためだ。

重要なのは、公開が政治的な消費で終わるか、制度監視のインフラとして機能するかだ。検証可能な形で情報が流通すれば、権力や組織に対するチェックの精度は確実に上がり、社会的な透明性は一段引き上げられる。

参考・出典

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