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エジプト議会は2026年10月26日(現地時間)、サウジアラビアの自衛を支援するため、シシ大統領に「あらゆる必要な措置」を講じる権限を認めた。支援は両国間の調整を経て、サウジの領土、主権、聖地を外部からの攻撃から守ることを目的とする。具体的な軍派遣が決定したわけではない。
防衛目的の支援を承認、具体策は調整へ
ロイターによると、シシ大統領は、サウジから要請があった場合の軍事支援について議会の承認を求めていた。議会は18日、19日、26日に非公開の審議を行い、議員の3分の2以上が授権を支持した。詳細な票数は公表されておらず、サウジからの正式な派兵要請も発表されていない。
今回の承認に先立ち、エジプトの国家防衛評議会は18日、サウジの安全と安定を守るため、必要かつ可能な支援を提供する方針を決定していた。議会声明は、この決定に基づき、両国間の調整を経て支援措置を講じるとしている。
支援の範囲について、シシ大統領は防衛に限定する立場を示している。21日付のエジプト大統領府発表によると、シシ氏はサウジの領土と国境を守るための支援であり、イエメンへの攻撃は含まないと説明した。Arab Newsも、アブデルアティ外相が支援は防衛目的だと説明したと報じている。
議会承認には、国外での軍事活動に関わる手続き上の意味がある。Arab Newsによると、エジプトの憲法152条と議会内部規則130条は、宣戦や国外での戦闘任務への軍派遣について、議員の3分の2の承認を求めている。一方、野党の一部は任務の範囲や期間、費用などの情報不足を問題視し、慎重な姿勢を示した。
背景には、周辺の航路を巡る問題もある。ロイターは、フーシ派の進出が紅海南端のバベルマンデブ海峡を脅かしていると説明している。同海峡は、スエズ運河につながる重要航路上に位置する。
具体的な支援策について、APは匿名の地域当局者の説明として、ミサイルや無人機への防御を担う防空システムと航空機の配備が想定されていると報じた。イエメンへの地上部隊派遣は含まれないという。ただし、エジプト政府は支援内容の詳細を公表しておらず、装備や任務についての説明は匿名当局者が述べた計画にとどまっている。
参考・出典
- President El-Sisi Chairs National Defense Council Meeting
- President El-Sisi Attends Homeland and Citizen Security Session on 3rd Day of Egypt Forum 2026
- Egypt approves military support for Saudi Arabia after Houthi attacks escalate
- Egypt authorizes military support for Saudi Arabia to defend against Houthis
- Egyptian parliament authorizes President El-Sisi to take action to defend Saudi Arabia
- UPDATED: Egypt’s parliament authorizes El-Sisi to support and defend Saudi Arabia
- Egypt’s Sisi says Saudi defence role would not include attack on Yemen
