報道の米国との水面下接触に反論 イラン当局が否定、軍は消耗戦に備え

消耗戦への備えを強調するイラン軍 米国との極秘接触を完全否定

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米国との水面下の接触があったとの報道が出る一方、イラン側は「米側に伝言は出していない」と否定に動いた。ニューズウィーク日本版が3月5日朝に掲載した記事によると、イラン当局者は匿名で、米国からの働きかけにも応じない姿勢を示し、軍は消耗戦に備えているとした。

米側連絡否定 匿名当局者発言

ニューズウィーク日本版によれば、発言の舞台は3月5日未明である。匿名の当局者は、米国向けのメッセージ送付そのものを否定し、米側からのメッセージにも返答しないと語った。外交ルートでの探り合いが続いているとの見立てを、正面から退けた形だ。

同記事では、米国のニュースサイトが関係筋2人の話として、イランが直近数日に米国へメッセージを送ったものの米側が反応しなかったと伝えていた点も紹介した。今回の否定は、戦闘や制裁の応酬が続く局面で「交渉中」と受け取られかねない情報を打ち消し、対外的な構えを崩さない意図があるとみられる。

停戦観測けん制 長期戦強調

インドのニュースサイト、インディア・トゥデイも5日、同趣旨の否定を報じた。記事は、戦闘が続くなかで停戦や裏ルート接触の観測が出ると、同盟関係にある当事者間でも疑念が生まれやすいとし、イスラエル側が米側の対イラン姿勢を気にしている状況に触れた。

「長期戦」への備えという言葉自体は、ここ数日でイラン要人の発信にも重なる。英拠点のイラン・インターナショナルは3月2日、最高国家安全保障会議のアリ・ラリジャニ師が、イランは長期戦に備えているとSNSで述べたと伝えた。強硬なメッセージを重ねることで、国内向けに持久戦の覚悟を促す狙いもにじむ。

参考・出典

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