JAXA、みちびき5号機を搭載しH3ロケット8号機を鹿児島・種子島から再打上げへ

22日午前に再挑戦へ JAXAがH3・8号機を12月22日に打ち上げ発表

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月19日、打ち上げ直前に緊急停止して延期となった基幹ロケットH3の8号機について、12月22日午前10時半ごろに種子島宇宙センターから再び打ち上げる予定だと発表した。搭載するのは準天頂衛星システム「みちびき5号機」で、足踏みが続いた計画は、改めて秒読みへ戻る。

遅れが困るのは誰か、測位サービスの裏側

今回の主役はロケットだけではない。みちびきは、米国のGPSを補完し、日本の上空で電波をつかみやすくする準天頂衛星システム(QZSS)だ。カーナビやスマートフォンの位置情報はもちろん、災害時の情報配信などにも関わる。衛星を1機追加できるかどうかは、使う側の「途切れにくさ」や「精度の底上げ」に静かに影響する。

一方で、打ち上げ日程の変更が繰り返されると、原因を意識しないまま「予定が守られない」印象だけを抱きがちだ。衛星測位は、電波を出す宇宙側と、地上で追跡や管制を行う側がそろって初めてサービスになる。だからこそ、今回の再設定は単なるスケジュール調整ではなく、運用の信頼を積み直す作業でもある。

止める判断が示す、H3の運用課題

足踏みの理由は一つではない。JAXAによれば、12月17日の打ち上げは設備系の異常で中止となった。さらにその前段階では、当初予定していた12月7日の打ち上げを、第2段の搭載機器に確認が必要な事象が見つかったとして延期している。搭載機器のIMUは、ひとことで言うとロケットの姿勢や動きを計測する慣性センサユニットで、ここに不安が残れば飛ばせない。

再挑戦を決めた12月22日は、時計を進める日であると同時に、「止める勇気」をどこまで手順化できているかが問われる日でもある。H3は日本の打ち上げ能力を支える中核ロケットとして位置づけられ、衛星の打ち上げ待ちが続けば、国のインフラ整備にも波及しかねない。予備期間は2026年1月31日まで設定されており、今後は原因の説明と再発防止の示し方が、次の打ち上げ計画の見通しを左右する。

参考・出典

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