本サイトの記事や画像はAIが公的資料や報道を整理し制作したものです。[続きを表示]ただし誤りや不確定な情報が含まれることがありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や他の報道を直接ご確認ください。[私たちの取り組み]
報道の自由をめぐる環境悪化が、数字として固定化しつつある。ジャーナリスト保護委員会(CPJ)は1月21日、世界で投獄されているジャーナリストが2025年12月1日時点で330人だったとする年次調査(監獄センサス)を公表した。過去最多だった前年末の384人からは減ったが、高水準が続くとして警鐘を鳴らした。
投獄330人に下げ止まり、減少でも「危機」が消えない
CPJによると、330人は1992年に集計を始めて以来で3番目に多い水準で、5年連続で「年末時点300人超」となった。単年での増減よりも、各国で拘束が常態化している点が重い。
拘束の理由では、国家安全保障などを名目にした「反国家」系の容疑が目立ち、全体の61%に上ったという。報道活動そのものを、治安や体制維持の問題にすり替える構図が透ける。
また、収監者の約半数は有罪判決を受けておらず、長期の未決拘禁が広がっているとした。
中国・ミャンマー・イスラエルに集中し、長期化と待遇悪化も進む
国別では中国が50人で最多(うち香港で7人)となり、ミャンマーが30人、イスラエルが29人で続いた。イスラエルで拘束されているジャーナリストは全員がパレスチナ人だとCPJは述べた。
処遇面でも懸念が強い。CPJは、被拘禁者の約3分の1で虐待などの報告があり、約2割には拷問や暴行の訴えがあると指摘した。情報の遮断だけでなく、身体的威圧が取材現場の萎縮につながりうる。
投獄者数が「高止まり」した状態は、戦争や非常事態だけの問題ではなく、平時の統治手段として拘束が組み込まれ始めたことを示す。数が減ったかどうかより、逮捕のハードルが下がり、長期拘禁や不透明な手続きが容認される空気が広がることこそが、社会の知る権利をじわじわ損なう転換点になる。
参考・出典
- Journalist jailings imperil a free press worldwide amid reports of life-threatening prison conditions: CPJ – Committee to Protect Journalists
- 2025 journalist jailings remain stubbornly high; harsh prison conditions pervasive – Committee to Protect Journalists
- Israel among top jailers of journalists worldwide, as imprisonments globally continue unabated, CPJ finds – Committee to Protect Journalists
